たくさんのレンタルモバイルWiFiが存在する世の中、比較するだけでも一苦労です。
筆者もso-netのWiMAXに始まり、DMMモバイル・U-mobile・FUJIWifiと、これまでに4社のモバイルルーターを使ってきました。
スマートフォンのプランは1GBに落とし、固定回線は契約せず、モバイルルーターをメイン回線にしてパソコンやスマートフォンを使っています。この形が安くてどこでも使えて便利なんですよね。
実は、最初に契約したWiMAXはエリア内だったにも関わらず、住んでいる部屋がビルの間だったため電波が入らず大失敗……。違約金を2万円近く払って解約した経緯があります。
今回は、これまでの経験で知った、モバイルルーターを検討するうえで知っておきたい重要なこと5つをまとめてご紹介していきます!
ザックリ箇条書きにするとこんな感じ👇
- WiMAX回線なのか、LTE(4G回線)なのか?⇒電波が入るエリアに違いがある。LTE回線の方が圧倒的にエリアが広い。
- 容量(ギガ)⇒もちろん、重要なところ。容量が大きいほど、自由にネットを使える。容量無制限のプランもある。
- 容量以外に通信制限があるか?⇒月ごとの容量の他に、「1日3GB」「3日で10GB」といった風に、日にちごとの通信制限が定められている場合があるので注意したい。
- 契約期間に縛りがあるか⇒いつでも解約できるのか、2年・3年といった縛りがあるのか。契約更新時期以外に解約すると、1万円~2万円程度の違約金がかかる。
- ルーターはレンタルなのか、simのみなのか?⇒ルーターレンタル式の方が初期費用は抑えられる。ただし、既に対応のルーターを持っている場合はsimのみでも可能。
以下、詳しくご説明しましょう!!
目次(タップで移動)
WiMAX回線とLTE回線の違い
WiMAX回線は、都心部を中心に電波塔が立てられており、LTE回線よりも圧倒的に早い速度でインターネットを利用することができます。
月々の容量も無制限で月額費も比較的安く、高コスパ!
しかし、LTE回線と比べ、対応しているエリアが市街地に限られているため、山奥では使えなくなることが多くなります。
家が田舎にあったり、休日などに田舎へよく行く機会がある方はWiMAXを選ばない方が賢明です。
さらに、ビルの間や建物の中では電波が入りにくくなることがあり、場所ごとの回線の安定感はLTEに軍配が上がります。(ただし、一部商業施設などは専用のアンテナがあるためWiMAXの電波も入るようになっています)
画像は九州北部のWiMAX回線とLTE回線(au)のエリアを並べたものです。(2019年6月16日・WiMAX(ルーター)のサービスエリアより引用)
確かにWiMAX回線も徐々に範囲が広くなってきているので、よほどの田舎でなければ電波も入りやすくはなっています。
ビルの間もWiMAXは入りにくい
しかし、前述したように、エリア内でもビルの隙間に入ると電波が入りにくくなることもあるなど、全体的な電波自体の安定性はLTE回線に軍配が上がります。
回線速度は速いんですけどね。
問い合わせたところ、「ビルの隙間に部屋がある場合は電波が届きにくい」との返答。WiMAXにはこういうことがあるので、LTE回線がおすすめです……!
- WiMAX回線はLTE回線よりも通信速度が速い
- WiMAX回線はエリアがまだ狭い
- LTE回線は携帯の電波が入る場所ならどこでも使える(携帯と同じ電波なため)
【結論】LTE回線の方がおすすめ
≫LTE回線を用いたモバイルルーター:どんなときもWiFi・FUJIWifi・NEXTmobile など
月々のデータ通信量。「無制限」もある!(ギガ)
契約した容量を超えてしまうと、著しく通信速度が制限されてしまい、使い物になりません。
以前のモバイルルーターと言えば、「7GB」が主流でしたが、現在は「25GB」「50GB」「100GB」「200GB」「無制限」といったように、大容量で価格も安いプランが出てきています。
月々のデータ通信量の目安を並べていくと、以下のようになります。
- YouTube視聴(中画質):30分の動画を毎日見ると『月9GB』
- Instagram(投稿):10分間投稿を毎日見ると『月3GB』
- Instagram(ストーリー):5分間ストーリーを毎日見ると『月5.4GB』
- Twitter(閲覧メイン):10分間タイムラインを毎日見ると『月1.2GB』
- 音楽コンテンツ(Spotify・Amazonミュージックなど):30分毎日聴きくと『月1GB』
- スマートフォンのアプリ更新:平均30MBのアプリが20個あったと仮定し、月に2回更新すると『月1.2GB』
その他、スマートフォン自体のデータ更新や、写真のバックアップ、新しいアプリのインストールなど、大量のデータを消費します。パソコンも利用するのであればなおさらです。
データ通信量は大きな個人差があるので難しいのですが、最低でも一人当たり『25GB』は欲しいところです。
データ通信無制限も検討して欲しい
なお、最近はどんなときもWiFiを例に、データ通信無制限のモバイルルーターでも4,000円以下で契約できるようになってきました。
- 動画を見ない人であれば『10~20GB』
- 動画をたまに見るのであれば『25~30GB』
- 動画を毎日1時間見るのであれば『50GB』
- オンラインゲームも楽しむのであれば『200GB~無制限』
【結論】人それぞれだが、『データ通信無制限』でも安くなってきている
≫データ無制限で月々4,000円以下の最強モバイルルーター:どんなときもWiFi
月間容量以外の直近〇〇日での通信制限
先ほどは、月々のデータ通信量について述べましたが、それとは別に『直近3日間で〇GB以上使うと速度制限』といった、日ごとの通信制限の有無も調べておいた方がよいです。
例えば、UQWiMAXの場合、『直近3日間で10GB以上』データ通信を使用すると、夜間に1Mbps程度まで速度制限されてしまいます。早さがウリのWiMAXなのにこの制限はきついです💦
他にも、縛りなしWiFiのソフトバンク回線の場合は、『1日3GB』を超えると当日制限がかかります。WiMAXの場合は『直近3日間で10GB以上』。
人によっては、週末に動画やオンラインゲームでネット回線を1日中使い続けるという方もいらっしゃるでしょう。
一気にデータ通信量を使いまくる可能性がある場合は、いくら容量無制限とはいえ『直近制の通信制限』があるとストレスになるのでご注意ください。
- WiMAXは『直近3日間で10GB以上』使うと通信制限になる
- 提供会社によって異なるので、通信制限について細かく見ておく必要がある
【結論】最重視する項目ではないが、人によっては大切な部分なので頭に入れておく
≫直近速度制限なしのモバイルルーター:ギガゴリWiFi:FUJIWifi
契約期間の縛り(違約金発生の有無と金額)
スマートフォンを大手3キャリアで契約するときと同じく、モバイルルーターにも『契約期間』が設定されているものがほとんどです。
例えば、こちらはどんなときもWiFiの契約解除料。更新月以外に解約してしまうと、1万円以上も違約金を払わなくてはなりません。
もちろん、不満なくずっと使えたらそれがベストなのですが、都合によっては他のプランや会社に乗り換えたくなる場合もありますよね……。
解約することを前提として契約することはないでしょうけど、契約期間や契約解除料(=違約金)がいくらかかるのか知っておくようにしましょう!
ちなみに、FUJIWifiや縛りなしWiFiはいつ解約しても解約違約金がかからないことをウリにしています。
- 1万円~2万円程度の違約金がかかることがほとんど
- 違約金がかからないことをウリにするメーカーもある
【結論】違約金がかからないのは安心だが、解約する予定がないのであれば重視しなくてよい
>違約金がかからないモバイルルーター:FUJIWifi・縛りなしWiFi(縛っちゃうプランは3年契約15,000円の違約金がかかるので注意)
ルーターはレンタルなのかsimのみか
最近はルーター本体もレンタルする会社が増えてきましたが、DMMモバイルのデータプランなど、simカードのみ貸し出して契約する場合もあります。
simカードのみ貸し出しているプランの場合、対応しているモバイルルーター(simフリーが望ましい)を購入する必要があるので注意が必要です。新品だと2万円ほどします。
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中古品を購入すれば半額程度で購入できる場合もありますし、使わなくなったら売ることも出来るので大損するわけではありません。
ただし、モバイルルーター自体も年々新しい機種が出てくるので、型落ちするリスクがあります。型落ちすると、速度が遅くなったり、そもそも電波が対応しなくなるなど、リスクも大きいです。
レンタル式だと保証も付けられる
ルーターをレンタルするメリットは他にもあり、ほとんどのプランで上記のような「あんしん保証」を利用することも出来るため、万が一のときにお財布が痛まなくて済みます。
(保証を付けなかった場合は、弁償金として1.5万円~2万円ほど払うことで交換対応)
自前で購入したルーターが万が一壊れてしまったら、また1~2万円で購入しなければなりませんからね……!
個人的には、面倒な初期設定もしなくていいですし、対応しているルーターか確認する手間もないので、ルーター本体をレンタルできるプランがおすすめです!
- ルーター本体の価格は1万円~2万円となかなか高い
- simカードに対応している機種である必要がある
- レンタル式のプランだと、ほとんどのプランで保証も付けられる(つけなかった場合は弁償金として15,000円ほど支払うことで新しいものと交換)
【結論】ルーター本体もレンタルできるプランが総合的に見てお得で設定もラク!
≫ルーター本体レンタル式のモバイルルーター:・FUJIWifi(ルータープラン)・NEXTmobile・縛りなしWiFi など
結局、おすすめのモバイルWiFiは?!
結論、最強なモバイルルーターとは、「LTE回線を利用した、容量無制限で、日ごとの通信制限もなく、いつ解約しても違約金がかからず、ルーターがレンタルでき、安い」プランです。
……なのですが、今のところそういったプランは存在しません。それぞれに良さもあり、イマイチな一面もあります。
そこで、
って方のために、コスパを考慮した『おすすめモバイルWi-Fiトップ3』をご紹介します!!
モバイルWi-Fiを契約する際の参考にしてください(^^)
総合評価 | |
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月額(契約金) | 契約から12カ月間「3,050円」・以降3,500円(使い放題) |
プラス面 | 〇1年契約、データ容量無制限、通信制限なし、大手企業が運営、 |
マイナス面 | △2年目以降は月額が450円上がる |
総合評価 | |
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月額(契約金) | 契約から24ヶ月間3,480円・以降3,980円(使い放題) |
プラス面 | 〇海外でもそのまま使えるクラウドSIM搭載 |
マイナス面 | △同時接続台数5台まで、25カ月目以降は月額が500円上がる、口座振り込み可能(割高になる) |
総合評価 | |
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月額(契約金) | 50GBプラン:2,980円 100GBプラン:3,280円 (契3,000円) |
プラス面 | 〇容量ごとのプランがあるのでライトユーザーでも安く利用できる、解約手数料がかからない、おまとめプランでさらに安くなる、端末レンタル式 |
マイナス面 | △使い放題プランが比較的高い |
▼コスパ最強のモバイルルーターについてまとめています!