
2017年7月16日に札幌のヨドバシカメラで購入した「α6000 ダブルズームレンズキット」。
レンズ交換式のカメラはα6000が初めてで、何もわからずに「ダブルズームレンズキット」を購入してしまいました。
それから半年以上使ってようやく慣れてきたのでレビューします!
ぶっちゃけ、キットレンズはあまりオススメできません。お得なのは間違いないのですが、慣れてくると徐々に物足りなく感じます……💦
おすすめのレンズも記事の中盤にまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください(‘◇’)ゞ
▼各ショップにて当記事オススメの商品をご覧いただけます◎
目次(タップで移動)
Sony α6000の外観

通常のレビューであれば開封の儀から行うものですが、半年前に空けているためこの記事では省略させていただきます。日本一周の記事に写真はあるので、そちらをご覧ください。
以下、ミラーレス一眼レフα6000本体の写真はスマートフォンで撮影していますのでご了承ください。

持ち運びに便利な小さいボディーですが、しっかりと所有感はあります。カメラ選びには、所有感も大切ですからね。何せ、どれも高価なものですし。
色は全部で4色。(ブラック・ホワイト・シルバー・グラファイトグレー)
わたしは無難なブラックを選びました。色が違うだけで印象がガラッと変わるので、そこもしっかり検討することをおすすめします。もし迷ったらブラックを買えば間違いないです!

ファインダーは左上に搭載。実はこの間、付属されていた純正のアイピースカップ(ファインダーカバー)を落としまして…。少々、カッコ悪いことになっていますね。(Amazonにて1060円程度で発売中)
液晶モニターも上下に動かせます。ハイアングル・ローアングルで写真を撮るときに、とても便利!!
本体だけで285gという軽量サイズもウリ。ちょっとした町歩きやツーリング、自転車旅などにもサクッと持ち運べるサイズです。
このサイズですが、有効約2430万画素APS-Cセンサーを搭載しており、ポートレートや星空・夜景などの本格撮影も十分にこなせます。
ミラーレス一眼レフα6000のスペック
α6000のスペックを、簡単な説明と共にご紹介!
- 使用レンズ:ソニーEマウントレンズ
- センサー:APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)、”Exmor”APS HD CMOSセンサー
- 有効画素数:約2430万画素
- 画質モード:RAW、RAW+JPEG、JPEGファイン、JPEGスタンダード
- AF検出方式:ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式)
- AF測距点数:179点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式)
- ISO感度:静止画撮影時:ISO100-25600、AUTO (ISO100-25600、上限/下限設定可能)
動画撮影時:ISO100-12800相当、AUTO(ISO100-12800相当、上限/下限設定可能) - シャッター速度: 静止画撮影時:1/4000-30秒、バルブ
動画撮影時:1/4000-1/4(1/3ステップ)、AUTO 1/60まで、オートスローシャッター1/30まで - 質量:約344g(バッテリー・メモリースティック搭載時)
- 付属品:リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50、ACアダプター AC-UB10、ショルダーストラップ、アイピースカップ、マイクロUSBケーブル
使用レンズできるレンズは、ソニーのEマウントレンズ。(他のメーカーのレンズも「マウントアダプター」を使うことによって使用することができます。)
Wi-Fiでスマホへ写真を送ることもでき、SNSが盛んなこの時代にぴったりなカメラですよ!
この価格(本体6万円弱)で約2430万画素、スペックも申し分ありません。とにかくコスパ最強と覚えておいてください!!
他のα6000シリーズと比較
αシリーズのAPS-Cサイズには、他に4種類のカメラがあります。サクッとα6000(約6万円)との比較をしておきます。
※価格はボディーのみ。2018年1月31日、Amazon参考。
4K動画にこだわらないならα6000一択です。α6500のボディ内手ブレ補正搭載はありがたいですが、これに倍近い金額を払うかと聞かれると、ノーでしょう。
正直に言わせてもらうと、α6500を買うくらいならフルサイズ一眼の「α7Ⅱ」が買いですね。
確かにフルサイズレンズの値段は高いですが、α6500を検討するならもうひと踏ん張りしたいところ。いずれ欲しくなりますし。
とにかくα6000は、ソニーのカメラの中でコスパ最高です!そこは間違いありません。

また、USB給電が可能なのも嬉しいですね。キャノンやニコンなど他のメーカーだと、一度に多くの写真を撮る際には予備バッテリーを買う必要があります。一つ3000~5000円程度。
しかし、α6000はUSB給電が可能なため、モバイルバッテリーが一つあれば充電問題は解決します。
スマホが普及している現代、モバイルバッテリーを持っている人は多いですからね!ナイス、ソニー!
ダブルズームレンズキットの詳細
今回購入するα6000がレンズ交換式のカメラデビュー、またはEマウントのレンズを持っていないという方は、必ず1本はレンズを購入しなければなりません。本体だけあっても写真は撮れませんよ!
わたしは、手軽でお得な「ダブルズームレンズキット」を選びました。セットの内容はこちらの2つ・・
両方とも、単品で買うと27000円程度の価格(Amazon参考)。レンズだけでも54000円かかってしまう計算です。ちなみに、α6000本体だけの価格が約50000円。バラで買うと10万円は越す計算になりますね。
それが、「ダブルズームレンズキット」を選択すれば77000円程度にまで下がります。プラス3万円で2本のレンズが付いてくるので、お得なこと間違いなしです!
E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS

ソニー Eマウント(APS-Cフォーマット専用)
焦点距離:16-50(35㎜換算24-75)
絞り(F値):3.5-5.6
重量:116g
50㎜(35㎜換算で75㎜)までの範囲をカバーするズームレンズ。レンズ内手ブレ補正が組み込まれており、初心者にも扱いやすいレンズとなっています。
風景や料理、人物まで幅広く対応可能。レンズサイズも小さいため、α6000のミニサイズを最大限に活かせます。カメラごとの持ち運びには最適なレンズです。
画角写真比較
・最小16㎜(フルサイズ換算24㎜)

広角側。風景を撮るときに最適です。
・最大50㎜(フルサイズ換算75㎜)

望遠側。同じ場所から撮っていますが、この辺りまで寄れます。
E 55-210mm F4.5-6.3 OSS

ソニー Eマウント(APS-Cフォーマット専用)
焦点距離: 55-210(35㎜換算82.5-315)
絞り(F値):4.5-6.3
重量:345g
いわゆる、望遠レンズ。運動会や野球観戦など、遠くのものを撮るときに使います。
こちらもレンズ内手振れ補正がついているので、初心者でも手軽に綺麗な写真が撮れますよ!
重量もなかなかあり、焦点距離も55㎜(フルサイズ換算82.5㎜)とやや望遠寄り。用途によりますが、街歩きや普段撮りなどに使用する標準レンズとしては使いにくいです。
画角写真比較
・最小55㎜(フルサイズ換算82.5㎜)

広角側。上記のズームレンズ(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)と同じ場所から撮っています。
・最大210㎜(フルサイズ換算315㎜)

望遠側。いかにも望遠レンズ、って感じですね。同じ位置でここまで寄れます。
スマホのカメラや普通のコンデジでは、この望遠はありません。一眼レフだからこその画角です。
個人的な不満(レンズ交換が面倒)
ダブルズームレンズキットのレンズでも、十分良い写真が撮れます。コスパも最強!
ただし、個人的には「レンズ交換」が面倒に感じます。初心者なんだから甘えるな、って?甘えますよ。
予算がプラス4万円ほどあるのであれば、『高倍率レンズ』の購入がオススメです!いや、マジでこれは便利。
α6000おすすめレンズ(用途別)
α6000を購入する際、同時購入したいオススメレンズを厳選しました。「ダブルズームレンズキット」のレンズ以外です。
これを始めにやっておけば…。買ってから後悔することはなかったんですけどね(泣)
フルサイズ対応レンズ
後半には、フルサイズ対応レンズも載せています。割高な面はありますが、これから本格的にカメラを始めたい方は、フルサイズレンズを購入した方が、トータル面で支出を減らせます。
APS-C対応レンズをフルサイズ機に使うと、画質がガクッと落ちるためあまり使い物になりません。かといって、APS-Cレンズは買取価格も低め。今後のカメラライフも考えて、レンズの検討をオススメします…!
ソニーの公式サイトにも、以下のようなページで解説されています。
APS-Cセンサー搭載Eマウントカメラでも使いたいFEレンズのすすめ
FEレンズ(フルサイズ対応Eマウントレンズ)は、同じEマウントのα6300やα6000、α5100、
NEX-5などのAPS-Cサイズイメージセンサー搭載カメラにも装着可能。フルサイズセンサー向けに創られたレンズをAPS-C機で使用するメリットをご紹介します
特に、「単焦点レンズ」は価格差が小さいレンズが多いです。

APS-Cだと1.5倍になってしまうのはややこしくて考えどころですが、狙っている画角と相談しながら、フルサイズ対応レンズもご検討ください。
「SEL28F20」という新しいレンズをα6000用に購入しました!!
レビュー記事はこちらをどうぞ!▼

SEL18200 LE 高倍率レンズ
わたしイチオシの高倍率レンズです!
極端に言えば、先ほどのキットのレンズを足して一つにまとめたレンズ(10㎜の差はありますが)。遠くを撮りたい時でも、交換の必要がありません。
例えば街歩きしているとき、遠くのネコを撮影したいときがありますよね。そこで望遠レンズを付け替えていたら逃げてしまいます。というか、街歩きでレンズを2つ持ち歩くのもめんどうですし。
そんな場面でも、このレンズがあれば柔軟に対応可能。標準レンズにはもってこいですね!!
SEL35F18 単焦点レンズ
これまでのレンズと違い、こちらは「単焦点レンズ」というもの。ズームができないので、自分で理想の距離まで移動する必要があります。慣れるまではクセがあるかな・・。
ズームができない代わりに、F値(レンズの明るさ)と画質は最高クラス。人をメインに撮るポートレートに最適です!
よくネット上で見かける、「背景がよくボケた写真」のほとんどは単焦点レンズを使っています。単焦点レンズこそ、一眼レフカメラの醍醐味!一本は持っておきたいところですね!!
35㎜(フルサイズ換算52.5㎜)は、一番使い勝手のよい画角と言われています。こちらを標準レンズとして利用するのも大いにアリ。最高にかっこいい写真が撮れますよ!
SEL28F20 単焦点レンズ(フルサイズ対応)
APS-Cで使用すると画角がフルサイズ換算42㎜㎜になります。ちょうど使いやすいですね!
前述したように、フルサイズ対応レンズはAPS-C機でも問題なく使えます。(逆は画素数が下がるのでオススメできませんが)
写真にこだわってくると、いつかはフルサイズ機が欲しくなります。みなさん、行きつく先はフルサイズ。これはもう宿命と言ってよいでしょう。
フルサイズ機でも標準レンズとして使える画角ですし、コンバーターレンズも2種類対応します。(SEL057FEC・SEL075UWC)これは大きいですよ。
レンズ総括
おすすめレンズは以上のような感じになりました。
撮る対象によりますが、人がメインなら単焦点レンズ(SEL35F18)。
風景がメインなら高倍率レンズ(SEL18200 LE)が初めはオススメです!
写真のできはレンズと言われるくらい大切です。ただし、お財布事情を考慮するのも大切ですので、しっかりと先のことも考えてご検討ください!
レンタルで試すのもアリ!
最近は、高額な一眼レフカメラを試しにレンタルして購入を検討する方も増えています!
月に数回しか使わないという方も、レンタルの方がお得でよりスペックの高いカメラを手に入れられる可能性も……!
レンティオなら今回レビューしたα6000も借りることができます!ぜひ購入前にご検討ください!!
α6000と一緒に購入したいもの
当然ですが、カメラ本体だけでは写真を保存できません。また、メンテナンスも大切です。
高い買い物ですし、長く大切に使ってあげたいですね!
SDカード(容量と書き込み速度)
SDカードがなければ、写真が撮れません。必ず買いましょう(笑)
写真では8GBと少なめの容量が移っていますが、現在は16GBを使っています。一番、1枚当たりの容量の大きな「RAW+JPEG」でも440枚保存可能。ちょっとした撮影ならこれで十分だと感じています。
しかし、推奨されるのは32GBが圧倒的に多いです。本格的に写真を撮りたい方は、容量の大きなものを選びましょう。
また、「書き込み速度」もポイントです。α6000は連写にも強いことがウリですが、書き込み速度が遅いとストレスになります。次の動作にすぐ移れず、シャッターチャンスを逃すことも。
「容量」と「書き込み速度」の2つを考慮。また、メーカーの信頼性やコスパを考慮すると『Transcend SDHCカード 32GB 』がオススメ。Amazonでも売上1位を取っています。
液晶フィルム
ちょっとしたことで液晶に傷が入ることも考えられます。ファインダーがあるとはいえ、液晶は大切です。しっかり保護してあげましょう。
反射も抑えてくれる『KLPM-SA6500』がイチオシです。コスパも最高!
レンズペン
どれだけ大切に使っても、レンズは汚れます。レンズペンは必須アイテム。
カメラと一緒に持ち歩きましょう。指紋が付いた際も、綺麗に拭き取れますよ!
メンテナンスと言えばHAKUBA!種類もいくつかありますが、α6000のレンズは小さいものが多いです。コンパクトレンズ用で十分対応できます。(フルサイズレンズ用は+500円程度)
液晶やイメージセンサー等、本格的なメンテナンスをする際は『メンテナンスセット』もあります。使用状態などに合わせて検討してください。
レンズプロテクター
大切なレンズを守るために必須なプロテクター。2000円もしませんし、レンズを落としてしまったことを考えると、保険として付けておきたいところですね。
レンズのサイズをしっかり確認して購入してください。
三脚(撮る写真によっては必須)
自撮りだけでなく、滝や夜景・星空を撮る際には三脚が必須です…!
本体質量が軽いですし、α6000専用ならそこまで高い三脚は必要ありません。
1500円程度の三脚でも問題なく使えます。ただし、望遠レンズなど、重いレンズを装着しているならもう少し安定した三脚が必須になります。
用途に合わせて検討してください!
カメラバック(必須ではない)

必須ではありませんが、カメラバックも見ておくとよいですね。
特に、複数のレンズを持ち歩く時はマストアイテム。クッション性があるため、傷つく心配がありません。
ま、α6000はコンパクトがウリなので、スルッと普段使いのバックに入れておけばいいです(笑)
買うとしたら、使いやすさとファッションセンスなどを考慮して、自分のスタイルに合ったものを検討しましょう!
ボディーケース(必須ではない)
本体もなるだけ傷つけたくない、という方はボディーケースを検討してみるとよいですね。
色は、ブラック・ブラウンの2色。本体の色と好みに合わせてどちらか選べます。
元からα6000の持ちやすさ・グリップは好評ですが、純正のボディーケースを付けることで更に安定します。重量は約50g、特に気になる重さではありませんね。
α6000レビューのまとめ
α6000の魅力、伝わりましたでしょうか?最後に箇条書きでまとめてみます。
- ダブルズームレンズキットはお得だが、他のレンズのほうが魅力的。
- Eマウントレンズ対応機種。Aマウントレンズを使う際は専用アダプターが必須。
- APS-Cのαシリーズではα6000が一番高コスパ。
- USB給電はソニーだけ!
- 高倍率レンズ(SEL18200 LE)か単焦点レンズ(SEL50F18F)がオススメ!
- 今後のことを考えるとフルサイズ対応レンズも要検討。画角は1.5倍になる。
- SDカードは必ず一緒に買いましょう。
- 予算に合ったレンズを買いましょう。レンズ沼には注意!
特に初心者にオススメのミラーレス一眼レフカメラ。コンパクトなボディーに高性能、α6000は最初の一台にもってこいです!
ぜひ、ご検討ください!
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