この記事は2019年7月に書いた記事です。本文中にどんなときもWiFiをおすすめする部分が多々ありますが、2020年3月時点で不具合が増えてきているので、「ギガゴリWiFi」に乗り換えることにしました。
特に2020年3月はほとんど回線がつながらない状況になっており、社会現象にもなっています。どんなときもWiFiの契約はオススメしません。
容量無制限で有名な「WiMAX」ですが、2019年に入ってCMでも話題になっている「どんなときもWiFi」が対抗馬となってきました。
どちらも月のデータ容量無制限。月額料金も割引適用で同じくらいです。
今回、両者の端末を用意できたので通信速度を比較してみることにしました!
WiMAXは高速のWiMAX回線。どんなときもWiFiはクラウドSIM内蔵でdocomo・Softbank・auの3回線のうち最適な回線。
果たしてどちらが速いのでしょうか?
結論を先に言っておきますと、WiMAX回線は都市部で実力を発揮するものなので、今回のような地方都市や田舎で利用する場合は、「どんなときもWiFi」の方が圧倒的に有利です。
目次(タップで移動)
「WiMAX・どんなときもWiFi」通信回線の違い
WiMAXとどんなときもWiFiの大きな違いは、利用する通信回線です。
WiMAX⇒WiMAX・auの4G回線(ただし、4G回線は月に7GBまで)
どんなときもWiFi⇒docomo・Softbank・auの4G回線の内、その場所や時間ごとに最適な回線(容量無制限)
ここで注意しておきたいのが、WiMAXのデータ通信量無制限になる条件は、「WiMAX回線で利用中の場合」に限られます。
なお、au回線で利用する場合は、月に7GBを超えると速度制限がかかるので注意してください。(制限後はWiMAX回線で利用するときも制限)
さらに、WiMAXは3日で10GBを越えても通信制限がかけられます。おおむね1Mbps以下程度の緩い規制ではありますが、ストレスになることは変わりません。
対して、どんなときもWiFiは完全データ容量無制限を宣言しています。3日間の規制もありません。ここはヘビーユーザーにとって、ものすごく大きな差になりますね。
WiMAXは田舎では入らないところが多い
WiMAX回線は主に都市部や市街地を中心に張り巡らされているので、田舎ではそもそもエリア対象外となる可能性が高いです。
また、都市部での利用でも、部屋の奥やビルの間の部屋・地下では電波が入りにくくなります。
わたしもWiMAXをメインに使っていた時期がありましたが、このエリアマップ対象内でも使えないことが多かったので、未だにWiMAXに対して良い印象がないのが実際のところです。
WiMAX vs どんなときもWiFi
ということで、検証を始めていきます。
今回検証するのは、地図で青色の〇を付けている3ヵ所。
「道の駅やよい」・「コスモタウン」・「佐伯市役所」で検証を行っていきます。
検証に使うモバイルルーターと測定端末は以下の通りです。
WiMAX:【WiMAX Speed Wi-Fi NEXT W05】(下り最大758Mbps)
どんなときもWiFi:【uCloudlink D1】(下り最大150Mbps)
測定端末:【ASUS ZenFone3】
測定ツール:【https://fast.com/ja/】※Chromeブラウザーにて使用
スペック的にはWiMAXが圧倒的に有利ですが、実際のところはどれだけ電波が入るかが勝敗を分けます。
道の駅(道の駅やよい)
はじめに、少しだけ市街地から離れた道の駅やよいに来てみました。
エリアマップではギリギリWiMAXのエリア内のようですが、端末を見るとまさかのWiMAX圏外……。
auのLTE回線に切り替えて測定してみました。
結果は、僅差で「どんなときもWiFi」の勝利!
WiMAX回線が入らずau回線を拾っているので、同じような回線速度になるのは頷けますね。
何度も言いますが、WiMAX回線ではなくau回線を利用した場合は、容量無制限は適用されず、月に7GBまでの利用となります。
田舎でも電波が入ることは入りますが、使い放題ではないのでご注意ください。
ショッピングタウン(コスモタウン)
次に、佐伯市では比較的人が集まる、ショッピングタウン「コスモタウン」へ。
ここはWiMAX回線もバリバリエリア内なので期待できそうです。
結果は、「WiMAX」が圧倒的な差をつけて勝利!
やはり、WiMAX回線内ではLTE回線を上回る高速通信ができるようです。
市役所(佐伯市役所)
最後に、街の中心部にあたる「佐伯市役所」で測定します。
おおよそ、どこの地域も市役所付近が一番栄えているのではないでしょうか?
結果は、僅差で「WiMAX」の勝利。意外にもそこまで差がつきませんでした。
速さがウリのWiMAX回線ですが、LTE回線と比べてもそこまで差はないようです。
今回の結果はこのようになりましたが、実際は『測定端末』や『時間帯』によって大きく通信速度は変わってきます。
どんなときもWiFiの方が安心できる
正直、この通信速度の差で値段も大した差がないのであれば、「どんなときもWiFi」一択で良いなと感じています。
いくら通信速度が速くても、電波が全く入らなければ意味がないですよね。
わたし自身、田舎や地方都市に行くことが多いですし、実家は山奥の田舎の町なので、WiMAXの電波は入りません。
WiMAXとどんなときもWiFiで悩んでいる方は、「どんなときもWiFi」を強くオススメします!
反対に、都会でしかモバイルWi-Fiを使う機会がない方や、5人以上の家族で利用する可能性がある場合はWiMAXでも良いかと思います。
どんなときもWiFiの端末は、同時接続が5台までしかできないので、そこは欠点ですね💦
- 田舎でも携帯の電波が入るエリアならどこでも使える
- 3日で10GBの制限がない
- 月のデータ使用量無制限
- このスペックで税抜月額4,000円以下
- どこでも使えることからスマホのデータ量プランを落とすことができるので、トータルで節約になる
後日談
どんなときもWiFiは不具合が増えてきているので、「ギガゴリWiFi」に乗り換えることにしました。
特に2020年3月はほとんど回線がつながらない状況になっているので、契約はオススメしません。
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