はじめまして! Shunと申します。厳風の管理人、末次さんの生き様に共感して記事を寄稿させて頂きました。
僕も「一度きりの人生をアクティブに」とあちらこちらを旅しています。そこで今日は僕の旅の友を紹介します。
これはカリマー SF セイバー 30(karrimor SF SABRE 30)というバックパックです。
昨年、アメリカのマサチューセッツ州、ボストン郊外を歩いた時のものです。マサチューセッツ州はちょうど北海道と同じくらいの緯度。本格的な夏が始まる前の一番気持ちいい時期に出掛けました。日本では梅雨の終わり頃です。
このカリマー、2.5リットルしかありません。当然これだけで旅行は無理なのでスーツケースはホテルで待機です。
一見、何の変哲もないカリマーですが、よ〜く見てください。右側のあたりです!
拡大しました。わかりますか? 盗難防止用のワイヤーです。
こんな風に使います。
実を言うと海外はこの時が始めて。「アメリカは危険!」と言われて自分で取り付けました。
もちろん、本格的に狙われたら、この程度のワイヤーでは防げません。ただアメリカに限らず、海外では「置いてある => 落ちている => ラッキー」という人が実に多いとのこと。
こうして所有権を主張(?)するためにワイヤーは大切です。
今日は作り方を説明します。簡単なので試してみてください。
目次(タップで移動)
盗難防止ワイヤーの作り方
- 準備する道具
- オーバルスリーブでワイヤーの輪っかを作る
- オーバルスリーブをカシメる
- 熱収縮チューブで仕上げる
それでは始めましょう。
1. 準備する道具
写真の下にある“オーバルスリーブ”はワイヤーで輪を作るための物。アルミ製です。
ペンチのお化けみたいなものはオーバルスリーブをカシメる(つぶす)ための専用工具です。ホームセンターで売っています。専用工具は高額なのでペンチでも代用は可能です。
2. オーバルスリーブでワイヤーの輪っかを作る
ワイヤーを適当な長さに切ってオーバルスリーブに通します。ワイヤーは“ニッサチェイン R-SY15V 黒コーティングワイヤー 太さ1.5mm”です。
3. オーバルスリーブをカシメる
オーバルスリーブを工具でカシメます。つぶれることでワイヤーが抜けなくなるのですが力加減が重要。専用の工具であれば適切な力でカシメる事ができます。2、3個所カシメてください。
ペンチで代用する場合は、出来上がった輪っかを力強く引っ張ってみて抜けないことを確認しましょう。
輪っかができました。引っ張って抜けないことが確認できたら仕上げます。
4. 熱収縮チューブで仕上げる
仕上げには“熱収縮チューブ”を使います。黒いチューブ状のものです。熱を加えるとチューブが細くなり中を通したものと密着します。
大きなホームセンターだったら置いてあると思います。カテゴリは“電材”です。ただし種類は少ないはず。僕はRSコンポーネンツで購入しました。色々な太さの熱収縮チューブがあります。
適当な長さに切ってカバーしたい部分に通します。
熱を加えます。僕は“ヒートガン”を使用しました。ドライヤーのお化けのようなものです。
熱収縮チューブは、だいたい100℃前後で加熱すると元の太さの60%程度に縮みます。
お薦めの加熱は110℃で30秒です。
ヒートガンがない場合はドライヤーで代用できます。パワフルなドライヤーは100℃ちょっと出るので、ちょうどいいはずです。
ガスコンロやライターなどの直火でも収縮します。ただし温度が高すぎて溶けてしまうことがあるので注意が必要です。
加熱直後はかなり熱いです。やけどに注意してください。
冷めたら完成です。
作り方は以上です。
皆さんもお気に入りのバックパックに取り付けてみませんか? ちょっとだけ安心感が増しますよ。
この記事を書いた人
名前:shun.okamoto
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管理人:末次のヒトコト
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