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青森ねぶた祭・跳人・サマーキャンプ場とは?
7月下旬。
自転車やバイク、徒歩などで日本一周している人が集まる聖地として「ねぶた祭」が挙げられます。
東北や北海道で旅人と会うと、「ねぶたで会いましょう!」が合言葉になるんですよね!
当然ながら、ねぶた祭に参加する人は日本一周人だけではありません!
というか、日本一周人なんてそんなに多くありません(笑)
「ねぶた祭って聞いたことはあるけど、どんな祭りなの?」
「跳人(ハネト)って役割があるのは聞いたけれど、なんなのさ?!」
「ねぶた期間だけ開設するキャンプ場があると聞いたぜよ」
今回は、こんなご質問にお答えします( `ー´)ノ
青森ねぶた祭とは?
ねぶた祭とは、青森各地で8月上旬に行われる祭りのことです。
特に、青森三大ねぶたと呼ばれる「青森ねぶた祭」「弘前ねぷた」「五所川原立佞武多」はシーズンになると必ず全国ニュースに取り上げられるほどの人気を誇ります!
青森ねぶた祭は「ラッセラー」(蝋燭や酒を出せ)
弘前ねぷたは「ヤーヤドー」(いやよいやよ⇒ねぷた歌の一部)
五所川原立佞武多は「ヤッテマーレ」(やってしまえ)
このように各地で掛け声も違います!
この中で、一般の人たちも飛び入りで参加できるのが青森ねぶた祭。
この集団を跳人(ハネト)と呼び、「ラッセラーラッセラー」の掛け声とともに、ねぶた祭終了の時間になるまで跳ね続けます!
跳人(ハネト)として参加するには?
跳人として参加するためには、衣装が必要になります!
とは言ってもご心配なく(*´ω`*)
ねぶた祭の季節になると、街のスーパーやホームセンターで簡単に買うことが出来ます!
値段は約7000円。
聞いた話によると、以前はもっと安かったそうですが・・・。時代の流れとともに値上がりしているようです。。
青森駅近くでは、レンタル&着付けを行っているお店もありますので、「1日だけ跳ねたい!」という方はレンタルサービスの方がお得です(3000円前後)
「跳ねる」と言っても何をするのかわからない方も多いと思いますが、ここにお手本の動画(前夜祭)を載せておきます。
ぶっちゃけ、このレベルで跳ね続けることは困難です。何せ、2時間もありますからね(笑)
実際の跳人の様子はこんな感じ↓
「ラッセラーラッセラー」と叫び、思い思いに跳ねてください!!10分もすればすぐに慣れますよ!!
ねぶた祭サマーキャンプ場とは?
ねぶた祭期間中(毎年8月1日~8月8日)にだけ臨時に開設されるキャンプ場があります。
ねぶた祭に参加する人は全員無料。
バイク、自転車、徒歩の方だけでなく、駐車場は遠くなりますが車の方でも利用することが出来ます。
場所は、北海道へ渡る際に必ず利用するフェリーターミナルの向かい側。
普段は浄化センターの敷地内となっているため、立ち入り禁止となっていますが、ねぶた祭期間中は青森市観光課のご厚意により管理していただいております。
毎年このキャンプ場を利用される方々で一種のコミュニティが形成されており、その中で利用に当たってのルールなどが決められ運営されています。初めてサマーキャンプ場を利用される方々には、このコミュニティの代表者が利用に当たっての注意事項等を教えてくれます。
公式ホームページにも記載があるように、サマーキャンプ場の利用に当たってはいくつかのルールが存在します!
とは言っても、そんなに堅苦しく考えることはありません。
ここで、サマーキャンプ場の1日を覗いてみましょう!
初日、朝10時ごろ「開村式」
初日の朝10時には、開村式として全員集合型のミーティングが始まります。
ここでサマーキャンプ場の責任者の方の紹介や、青森市観光課の方からのお言葉。注意事項などが発表されます。
ゴミ捨てのルール、ねぶた期間限定の通行マナー(主に自転車)も決められています。
全員が安心してキャンプ場を利用できるために、ルールは守りましょう!
毎朝、朝10時過ぎ「各コミュニティーでのミーティング」
毎朝10時には、各コミュニティーのリーダーミーティングがあります。
その後、各コミュニティーでミーティング開始です。
こちらはチャリダーのコミュニティー。多い時で50人は超えていました。
日中は「自由」
ミーティングが終われば、後は自由に過ごすだけ!!
海に行くのもよし!映画を見るのもよし!ジムに行くもよし!
思い思いに青森を満喫してくださいね(๑•̀ㅂ•́)و✧
キャンプ村から国道7号線に向かうと見えてくる「ガーラモール」のイートインは、コンセント&無料Wi-Fi有でおすすめです!!
ダイソーやモンベルなども揃っており、旅の道具を揃えるにも便利ですよー!
夕方、16時ごろ「着付け開始」
16時過ぎには跳人衣装の着付けを開始!
常連さんが多数いらっしゃいますので、優しく教えてくださります( ^ω^ )
途中までは一人でも可能ですが、たすきを身に着ける時は手助けしてもらう必要があるかと・・・。
着付けが終わったら、全体ミーティングへ向かいましょう!!
夕方、17時ごろ「全体ミーティング」
みなさん、跳人の衣装に着替え、出発前の全体ミーティングへ。
ここで再度注意事項を確認します。
それにしても、この迫力!出発前からお祭り気分全開でございます\(^o^)/
「行くぜ野郎ども!!」「オーーー!」
掛け声を終えると、ライダー・チャリダーごとにまとまって移動です!!
チャリダーが魅せる「青森ベイブリッジの大イベント!」
チャリダーは一列でまとまって歩道を走ります。
青森駅真上に見える「青森ベイブリッジ」で全員待機!
ここがチャリダーの見せ場なんです(`・ω・´)
LINEグループ:17年ねぶた写真館より
バイクが通過するタイミングで待ち伏せし、チャリダーは自転車を持ち上げ声を出す。
橋の上では待ち伏せする人もいるほどで、隠れたねぶた祭の名物になりつつあります!
このイベントを見て何かがときめいた方は、ぜひチャリダーとしてご参加ください(*´ڡ`●)
レンタサイクルの方も見かけましたよ!!
いざ、跳人本番!
指定の駐輪場(現地で案内してくださります)へ停め、再度注意事項確認のミーティングがあります。
初めて参加される方も毎日いますので、この場で再確認するのは大切です。
毎年こうなのかは知りませんが、17年組のチャリダーは「ヨーグリーナ」の無料配布場へ行くのが日課となっておりました(*´ω`*)
ちなみに、跳ねている間はものすごく暑いです。東北だからって関係ありません。大量の汗をかきます。
わたしの経験上、初日に何も知らなくて飲料水を持たず跳ねていました。30分もすると軽い脱水症状になりかけたので、飲料水は必須アイテムです!
ペットボトルホルダーがあると便利です!
ダイソーにも売ってあるので、そちらの方がお得ですよ(๑•̀ㅂ•́)و✧
わたしもダイソーのものを利用していますが、500mlのペットボトルであれば問題なく使用出来ています!
スマホや財布を持ち歩く方は、ウエストポーチの使用をおすすめします。
これならペットボトルホルダーも腰にかけられますし、両手が空くので跳ねる時の邪魔にもなりにくいです!
さあ!いよいよねぶた祭開始です( `ー´)ノ
花火の合図とともに笛と鐘が鳴り響きます!
心をぴょんぴょんさせて、思う存分跳ねまわってくださいませ\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
燃え尽きた後は…
跳ねまわると燃え尽きます。
明日のために、近くのスーパーで食料やお酒を買うなりして英気を養ってくださいねー!
最終日の儚さ
撤収する日は名残惜しいものです。
お世話になった方々へ挨拶をして、キャンプ場を後にしましょう。。
まとめ
全国的に見ても、この規模で外部の人間が参加できるお祭りは少ないと思います。
わたし自身、「たかがお祭り」と思って参加しましたが、一度跳ねると人生観を変えてしまうお祭りなんだなとまで思うようになりました。
サマーキャンプ場で出会った旅人さんの中には、「ねぶた祭りのために毎年会社に書類を提出して3週間休んでいる」という方も・・・!
それほど価値のあるお祭りです!
もちろん、観覧席などから見るのも楽しいですし迫力があります!
ぜひ、8月上旬は青森へお越しくださいませ(^^ゞ
【参考】ねぶた祭期間中の記事
☆2017年、自転車日本一周中に参加しました☆
ねぶた祭期間中の記事
ねぶた祭跳人生活1日目!~着付けを学んだ日~【日本一周98日目】
【日本一周99日目】ねぶたサマーキャンプ場で素敵な出会いが待っていた
【日本一周100日目】自転車屋いろいろ跳人もいろいろ。跳ね乱れ「ラッセラー」
青森ねぶた祭最終運行!肉と花火でバーベキュー!【日本一周103日目】