※当記事は寄稿記事です。
げんふう.comの読者のみなさん、はじめまして。
ブログ みるめも を運営している みるみ と申します!
末次ゆうさんのこのブログで寄稿記事を募集しておられると知り、僕も書かせてもらいたいな~と思って今回のご縁となりました。
日本一周みたいな旅記録って、続きが一番気になる「ブログの本質」というか、ワクワクさがありますよね!
そしてそれを拝見し、「あ、僕も旅記録()みたいな体験がそういえばあったわ…」と思い出したのでそれをネタにしようと思います。ノンフィクションである代わりにオチは特にないので期待しないでください。笑
目次(タップで移動)
急に思い立ち、フィンランドに行くことにした
水を得た魚じゃないですが、金を得た学生って調子に乗るじゃないですか。
で、何を思い立ったか当時の僕は「フィンランドに行くことにした」んですね。うん、意味不明。
まあ、実は国のチョイスには理由がありました。
僕はもともと北欧という土地や雰囲気が狂おしいほど好きだったので、「一度は自分の目で見てみたい!」という思いがすごく強かったんです。
なぜ人々は北欧音楽に恋い焦がれてしまうのかなんていう記事も書いたりしてましたし、「北欧の地へ!」というのは心からの夢でした。
というわけでなんとなく趣味が近そうな友人を1人だけ誘って計画を立て始める。
…とは言うものの、旅行に関する準備の97%は僕がやってました。まあそいつはもともとそういうタイプだし僕が声をかけたので文句は言いっこなし!
その旅の計画は、資金が枯渇している学生あるあるの「とにかく安さ優先旅行」でした。なのでフィンランドへ行くのも直行便ではなくトランジット(乗り換え)を3回も行う移動行程!!なんと移動時間にして27時間近く!!!笑
※あとで分かったことなんだけど、あと数日早くチケットを探していれば直行便で同じくらいの価格で行けたらしい…。つくづく運がない。
経由地は
- 日本
- アラブ首長国連邦
- ドイツ
- フィンランド
という感じでした。
で。
トランジットがある場合、預け入れ荷物(でかい方)は日本で僕らと分かれてからはずっと別行動になっちゃうんですよ。つまり「毎回トランジットの度に受け取ったりはしない」んです。荷物だけは勝手に運ばれていくんですね。
これはこの時点ですらまだ知らないことでした。
雲行きが怪しくなってきましたね…。
アラブ首長国連邦からドイツに着く便が遅れた
生まれてはじめての中東の地で謎のトイレや空港中に漂う奇抜な匂いに驚きつつ、トランジットの暇な時間を潰してなんとか次の飛行機へ。
順調でした。
…が、いよいよドイツに着くぞというときになって、到着時刻に対して結構ギリギリであることに気付きました。ドイツからフィンランド行きに乗るまでは(たしか)30分くらいしかなかったので、もともと地図を印刷したりして万全に準備していたんですよ。
結局、到着時刻は5分か10分遅れくらいに収まりました。ふぅ、なんとかなりそうだな…。
しかしおかしい。
いつまで経っても飛行機から出る列が進まない。やっと出れたと思ったら2つくらいしかない空港ゲートのフロアが100%乗客で埋まっている!!!!進まねぇ!!!!!!
この時点で最悪のケースが頭をよぎります。
もうなりふり構っていられなくなったので、列をかき乱して前へ進む。でもまわりには怪訝な顔をされ、しかも実際には何を話していいかも分からない。
しかしここで救いの手現る!
日本からずっと同じルートで同乗していた日本人夫婦(英語ペラペラ)が、僕らの危機を察して空港の職員に事情を説明してくれました!ナイス!!感謝してる!!!
混みまくっているフロアを尻目に、僕ら二人だけダッシュしてなんとかそこは切り抜けられました。
・・・。
めでたしめでたし…。
ドイツで孤立した
ではない。
結局間に合わずに飛行機は行ってしまいましたwwwww
いや、笑ってる場合じゃない、これどうすんだマジで…。
そこからは地獄です。
はじめて降り立った言葉も通じない異国の地で、ただの学生ふぜいが2人でできることなど何もありません。「トランジットで乗り換えそこねた場合には振り替えは認められない」というのは一般常識らしいし、この状況を覆すことなど到底無理に思えました。
荷物もない、現金もほとんどない、電話もない…。
この後何をどうしたのかあまりよく覚えていないんですが、やったことは「クソ高い空港の有料Wi-Fiを使ってひたすら日英翻訳した文章を書いて空港の職員に見せまくった」んです。必死過ぎて記憶がない。
何度も門前払いされたことはよく覚えていて、「チャイニーズの話は聞かないヨ…」みたいに言われたような気もしますww
ただ今回ラッキーだったのは「飛行機が遅れた責任は僕らにはない」という点。
たしかここを主張した文面を書きまくった気がします。
で結局、なんかよく分かんないけど「仕方ない、夜のチケット無料で取ってあげるヨ」と言わせることができました…!!
今思い出しても奇跡だ…!笑
その瞬間身体中の力が抜けてガクッと崩れ落ちたのはよく覚えています。本当に疲れてた。
この数時間は本当に生きた心地がしなくて、わりと人生を諦める勢いでした。
だって誰にも連絡できないし言葉も通じないしお金も荷物もないんですよ?笑
一緒にいる友人は全く使い物にならなくてオロオロしているだけだったのでさらに僕の不安を助長させてくるし…。
ポケットWi-Fiも契約していたのだけど、北欧圏内に入らないと使えないタイプだったのでまた運が悪かったです。無料の空港Wi-Fiって海外では実はあまり多くないというのも初めて知って衝撃。今回は60分2,000~3,000円みたいな感じだったと思います。
とにもかくにも、なんとかフィンランドまでは行けそうだ…!
荷物がない
まだ終わりませんwww
最初に話した荷物の件、覚えておいででしょうか?
「荷物は勝手に運ばれていく」というやつです。
僕らはドイツで飛行機を逃しています。
つまり「本当はその飛行機に乗って荷物と一緒に移動するはずだったのに、荷物だけはその飛行機でフィンランドに行ってしまい僕らはなぜか搭乗していない」ことになっていたんですね。
これは無事フィンランドに着いて荷物のベルトコンベアを眺めているときに気付きました。
まわりの乗客が数人になったのに僕らの荷物が出てきていなかったあたりで僕らは顔を見合わせ、
「これひょっとして…」
と青ざめます。
一応最後の荷物まで確認するも出てこない。近くの「引き取られなかった荷物エリア」にもない。
・・・。
さて、また日英翻訳作業か…!!!!!
たしか到着時刻は夜の20時くらいだったんですが、その時点で「◯◯の荷物ありませんか?」と質問して返事が返ってきたのが22時くらいでした。またもや僕らは死にそうになってます。
そしてその返事の内容は「見つからなかったよ」だったんだよね…。
絶望を通り越して「もういいや…」みたいになりつつも、けっこう親身に話を聞いてくれたのでもうちょっと粘ってもらうことに。
なんでも「国際なんとか~~~」とかいうのに連絡してくれるらしく、もし世界のどこかで見つかったら日本の自宅に届けるよ、だと。
日本てwwwww
僕らフィンランドで次の飛行機までどうやって過ごすのwwwwww
もう疲労困憊で動けなくなっていたのもあり、特に対策を考えぬまま空港で憔悴してました。
そして時刻は午前2時…。(とっくに空港は閉鎖してる)
最後まで面倒を見てくれていたおばちゃんが「You have a good news!!」と言っていきなり現れました。
おばちゃん「空港の倉庫にある行方不明だった荷物を全部調べてみたら君たちの荷物があったよ」
!!!!!!!!!
BBAナイス!!!!!!!!!
神を見た気がしました。
なんと僕らの荷物は十数時間前からずっとフィンランドにあったというのです。なんともアホな展開な気がしますが、どう考えても荷物は無事に届いてるはずだと思っていたのでわりと予想的中でした(諦めてほぼ寝てたけど)。
このときほど安堵したことはありません。
地獄から生還した気分でした。
これで本当にめでたしめでたしだ…!
タクシーにぼったくられながら無事ホテルへ(完)
もうオチやどんでん返しはありません。笑
あとは空港の前に寂しく止まっていたタクシーを適当に捕まえて予約したホテルに向かっただけ。
なんか信じらんないほどの値段を取られたのだけど、まあ物価水準高い北欧だし深夜だし文句は言わない。(ちなみに日本と違って乗員分料金も倍になって取られるので割り勘できなかった)
無事ホテルに着き、爆睡!!!
それから1週間くらい滞在してましたが、旅行自体はとても素晴らしいものでした~
見たかったものや感じたかった世界を存分に楽しむことができて、「まあ行動してみるもんだな」と終わってみれば思うことができました。終わってみれば、ね。
トランジットには注意しましょう!
特にまとめとして言うこともない話なのでこれくらいしか言えないんですが、海外旅行へ行くときは極力トランジットしない方がいいと思います。
もしくは乗り換えの時間をたっぷり取るべきです。
僕らが得た教訓はそれだけ。
(でもパスポートにスタンプいっぱい付いたり異国の雰囲気をちょっとでも体感できるのはとても魅力的でした!)
そんなわけで僕の話は以上!
ダラダラ書いても余計つまらないし、流れもへったくれもないような記事になっちゃいましたがここで終わりといたします。
つまらない話で恐縮でしたが、これをげんふう.comさんへの寄稿とさせていただきます…!
最後までご精読いただきましてありがとうございます。
ブログ みるめも の みるみ でした~
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この記事を書いた人
名前:みるみ
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好きなことだけ書いてたら月10万円稼げるようになってた雑記ブロガー。Cocoonを使ったサイトカスタマイズが得意です。
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