みかんの収穫作業は単純そうで奥が深いんです。
作業自体は簡単。剪定ばさみでみかんを切って「てぼ」と呼ばれるかごに入れていくだけです。5分もすれば慣れます。
ただ、油断していると、大切なメガネに傷をつけて凹むことになったり、目や足を大けがしたりするかも……。
「みかんの収穫を今度初めてするよ~!」って人は、しっかり読んでおいてくださいね
みかんが入ったコンテナの積み下ろし
「てぼ」がいっぱいになったらおなじみのコンテナに入れていきます。
で、これをトラックに積んで運ぶわけですが、コンテナの重さは約20kgあるんですよね。
まあ、運動歴がある人なら問題ない重さなのですが、女性や筋力に自信のない方には重いです。しかも、自分の身長以上の高さまで持ち上げ・下ろし作業をしなければならないこともあります。
足の上に落としてしまうと最悪骨折する可能性もあるので、持ち上げきれない場合は無理せず持ち上げられる力のある人に頼みましょう。
また、持ち上げられる人も腰を怪我しないようにゆっくり作業してくださいね!
みかんの木の枝が目に刺さる
みかんは木の至るところになります。当然、木の奥にもなっているので手を伸ばさなければばりません。
そのうち、大きな木になると体ごとみかんの枝をかき分けていかないと届かなくなるわけですが、この時「みかんの木の枝」に要注意です!!
みかんだけに集中しがちで、ふと顔を横に向けたら目に枝が刺さった、何てことになる可能性も……。
特に慣れてくると、みかんだけがハッキリと見えてくるようになります。
こうなると仕事は早くなるわけですが、手先だけに集中して肝心の顔を守れなくなるんですよね。
枝もかなり尖っているので、目に刺さったらと思うと……。想像したくありません。
顔を枝の中に入れるときは、「横を向く時は一旦枝から顔を出して確認」「手で顔の周りの枝をかき分けて進む」といった感じで、十分に気をつけてください。
メガネに傷がつきやすい
メガネをかけている人も多いのではないでしょうか。
先の「みかんの木の枝が目に刺さる」と類似しますが、とにかくメガネに傷がつきやすいです。
犯人はもちろん、「みかんの木の枝」。注意するポイントは先ほどと同じですが、それでも葉っぱがメガネのレンズをこすってしまうこともあるんですよね。
みかんの収穫作業をする際は、お気に入りのメガネは使わず、予備のメガネを使うことをオススメします。
服に穴が開く
えー、これは分かっていると思いますが、「お気に入りの服」で作業しないようにしましょう。
とにかく木の枝で服がこすれて、酷いときは穴が開くこともあります。
特に両腕部分は枝に引っかけやすいので、必然的にこすれてきます。
こればかりは仕方ないですよね……。割り切って、作業着を用意して収穫作業に臨みましょう!
滑落・落石注意!
みかん畑は平地だけでなく、山の斜面にあることも少なくないです。
ただ、ご覧のようにレンガなどでしっかり固定されているわけでなく、石がただ積まれているだけなんですよね。
みかんを入れるコンテナなどを石の上に一旦置いて、使う時に降ろすことになるのですが、この時に大きな石が足に落ちてくるかもしれません。
こんな大きな石が当たったら、最悪骨が砕けます。
石が落ちてくる可能性がある場所には足を出さず、腕の力だけでコンテナを降ろすようにしましょう。
また、石垣の淵に立たないように。急に石が崩れて一緒に下へ落ちてしまいます。
その他にも……
以上、みかん収穫作業中に特に注意すべき点を紹介しました。
このほかにも、「腐ったみかんをグチュっとしないように」とか、「カメムシの臭いがつくかも」などちょっとテンションが下がってしまう注意事項もあります(笑)
要所要所に気を使って、怪我のないようしっかり収穫してくださいね(^o^)丿