中古の軽自動車を個人間手続きで購入したので、自力で名義変更をしてきました。
と思いつつも、名義変更は必ずしなければなりません。すみやかに名変しておかなければ、車検が受けられなくなったり、税金関係でトラブルが発生します。
「ナンバープレートはどこで外すの?」「お互いの印鑑証明はいるの?」「いくらかかるの?」「どこでするの?」などなど、よくわからないことがたくさんありましたが、色々とネットで調べながら、無事に名義変更をしてきました。
結論から言いますと、軽自動車検査協会の係員さんの指示に従うだけなので、特に悩むこともなく、お金も2,200円程度で済みました!
写真付きで流れをご紹介していきます。参考になれば嬉しいです!
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名義変更にあたって準備する書類(印鑑証明は必要ありません)
軽自動車の名義変更前に必要な書類は以下の通りです。普通車とは必要書類が違うので、お間違いのないようにお願いいたします!
- 自動車検査証の原本(車検証)→原本のみ・コピーは不可
- 使用者の印鑑(認印)→新しく車を使用する人の印鑑(基本的にあなた)
- 所有者の印鑑(認印)→上の使用者と同じ場合は必要なし(別の方が所有者となる場合のみ別の印鑑を準備)
- 使用者の住所を証する書面(住民票の写しでOK)→印鑑登録証明でも可能ですが、手数料が200円高くなるので住民票推奨
- 旧所有者の印鑑(認印)→これだけは中古車を譲っていただいた方に準備してもらってください!(印鑑そのものを持参するのではなく、申請依頼書か車検証の所有者欄に押印してもらう)
ちょっと聞きなれない言葉が多くて戸惑いますが、シンプルに考えていきましょう。
名義変更に当たって特別に準備する必要のあるものは「新所有者の印鑑(認印)」と「新所有者の住民票の写し」だけです。印鑑はお持ちでしょうし、住民票は最寄りの市役所で10分もあれば取れます。
ただし、旧所有者の印鑑だけは相手に依頼しなければなりません。譲渡の際、車検証の「所有者」欄に押印してもらうか、あらかじめ軽自動車検査協会が準備している申請依頼書を印刷しておき、「旧所有者」の欄に押印してもらってください!
当然ながら、車検証は車の中に入れておかなければ罰金50万円以下の違反になります。車を受け取る際に、車検証の原本があるのかしっかり確認しておきましょう!
名義変更は管轄区域の軽自動車検査協会へ
必要書類の準備が終わったら管轄区域の軽自動車検査協会へ「名義変更をする車」に乗って向かいます。
管轄区域の軽自動車検査協会は、こちらのページよりご確認ください。あくまで管轄区域ですので、都道府県名と同じとは限りません!
例えば、福岡県内にお住まいでも「久留米市」なら久留米支所になりますし、「飯塚市」なら筑豊支所になります。都道府県名ではなく、「〇〇ナンバー」の〇〇の部分が管轄区域です。
佐賀県は「佐賀ナンバー」しかないので、県内のどこにお住まいでも佐賀事務所に行けばOK!
名義変更をする自動車で行くこと!(もちろん、ナンバープレートは付けたまま!)
ナンバープレートの付け替え作業があるので、名義変更をする車で軽自動車検査協会へ行きましょう!
その際、わたしも謎に悩んでしまったのですが、ナンバープレートは付けたままです。というか外していたら即効捕まってしまうのでご注意ください!!
ナンバープレートを付け外しする際の工具は軽自動車検査協会にて貸していただけるので、ご安心を。
自動車保険については中古車を受け取る前に代理店に相談(コンビニの1DAY保険は加入不可)
任意自動車保険については、代理店の方に中古車を受け取る前にご相談ください。
基本的には名義変更後でなければ正式に契約できないのですが、その前にも車に乗る必要が出てきます。
それで、コンビニからでも加入できる1DAY保険に入ろうと思っていたのですが、ここでまさかの事態が判明……。
まさかの名義変更前だとしても、「事実上所有」していることとなり、自分が所有する予定の車は加入できないんだとか。
〇〇日までに名義変更をするという誓約書をかわすことで、名義変更前でも自動車保険に加入することができました。
この辺りは専門ではありませんし、保険会社によっても変わってくると思うので、保険代理店の方に確認をしておいてください。万が一のとき、自動車保険は必要です。
軽自動車名義変更の仕方
前準備が長くなりましたが、本題の名義変更までの流れについてご説明します。
とはいえ、実はここから先は特に大変なこともなく、係員さんの指示に従うだけなので、まずは安全運転で軽自動車検査協会に向かいましょう!
軽自動車検査協会に到着したら、「車検証」「住民票または印鑑登録証明書」、車検証に旧所有者の押印がない場合は「押印済み申請依頼書」を持って受付へ!
係員さんの指示に従って書類を書く
軽自動車検査協会の窓口で「名義変更をしたいのですが」と伝えると、書類を3枚渡されます。(枚数は状況によって違うかも)
ご覧のように記入例のファイルもいただけるので、書いてある通りに記入するだけです。
書くことが多くて大変ですが、よくわからない項目はありませんでした。記入例を見ながら冷静に書いていきましょう!
ナンバープレートを外して返却
記入が終わって書類を提出したら、「ナンバープレートを前後ろの2枚外して持ってきてください」と言われます。車に戻ってナンバープレートを外しましょう。
工具(ドライバーとレンチ)は貸していただけましたが、原則として「持参」らしいです。知らなかった。
ナンバープレートは上部2ヵ所でネジ締めされているだけなので、特に難しいことはありません。ドライバーで固いと感じたら、レンチを使いましょう。
外れました。車種によってはナンバープレートカバーが付いています。当然、カバーは返却しなくて良いので、盗られないよう車の中にでも保管しておきましょう。
呼ばれたら手数料(500円)を支払う
ナンバープレートを返却すると、番号札を渡され「手数料を3番の窓口で支払ってください」と言われたので『検査手数料』と書かれた窓口へ移動し、番号札を提出しました。
「軽自動車税転出申告代行料」というものを支払う必要があるので、現金で支払います。500円です。
名義変更に必要な金額は、この500円と後から支払うナンバープレート代1,700円程度でした。2,500円もかかりません!(都道府県によって異なる)
新しい車検証とナンバープレートを受け取って車に取り付ける
手数料支払い後は番号を呼ばれるまでひたすら待機です。混み具合によって変わってくると思いますが、20分ほど待ちました。
番号を呼ばれると、『新しい車検証』を貰えます。そして、次の窓口を案内されるので、新しい車検証を持って『新しいナンバープレート』を受け取りに行きましょう!
ナンバープレートの料金は、1,460円~1,900円の幅で都道府県ごとに異なります。佐賀県は1,620円でした。
そして、新しいナンバープレートを車に取り付ければ名義変更終了です!!
希望ナンバーを申し込まれている際は、4,000円~10,000円程度必要になるので、あらかじめご確認ください。今回はあくまで「ペイント式」の料金について書いています。
名変完了まで1時間半程度。繁忙期はもっと時間がかかるかも
まとめとして、名義変更までの流れをまとめておきます。軽自動車検査協会に入ってからおおよそ1時間30分程度で完了しましたが、半日程度の余裕を持っておくと良いでしょう〇
- 新しい車の自動車保険について代理店に確認しておく
- 新しい車を前の持ち主から受け取る
- 受け取りの際、持ち主より車検証か申請依頼書に捺印をいただいておく
- 自身の住民票を取る
- 必要書類と必要金額の再確認をしておく(希望ナンバーでないなら2,500円ほど)
- 軽自動車検査協会へ名変対象の車で行き、必要書類を提出し手続きをする
- 指示にしたがってナンバープレートを外し、手数料を納めるなど諸手続き
- 新しい車検証とナンバープレートを受け取り、名義変更完了!
特に、③の「前の持ち主の捺印」に関しては、相手方にお願いしておかなければならないので、必ず依頼するようにしましょう。
普通自動車の名義変更の場合は、お互いの印鑑証明と実印が必要だったり、車庫証明が必要になってきますが、軽自動車は相手の認印が一つあれば良かったです。
この手続きを行政書士に依頼すると、おおよそ1万円~2万円ほどかかるようなので、それが2,500円程度で収まったと思うとかなり得した気分になります。
最後に、参考サイトの一覧を掲載しておくので、わからないことがありましたら、以下のリンク先をチェックしておいてください!
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