どうも、末次ゆう(@ysgenfu)です。
山口県萩市と防府市を結ぶ、古道「萩往還」を自転車で走ってきました!
正直言うと、萩往還は歩くために作られた道。自転車で通れない道も多数あり、新しく整備された県道を走ることが多かったです。
自転車で行ける範囲のルートは、記事の最後にGoogleマイマップにまとめています!
目次(タップで移動)
萩往還とは?
萩往還についてサクッと解説すると・・。
- 萩の殿様「毛利家」が1604年に江戸への参勤交代のため開いた
- 萩と防府をほぼ直線で結んでいる
- 全長は約53km
- 江戸時代の庶民にとって山陰と山陽を結ぶ「陰陽連絡道」として重要な交通路だった
- 幕末には、維新の志士たちが往来していた
といった感じです。詳しい解説は、萩往還公式サイトやGoogle先生にお尋ねください。
参勤交代に使われていた古道。当時の武士たちが通っていた道。これだけハッキリ残っているのは、ロマンを感じますね。
防府市「英雲荘」からスタート!
防府市の英雲荘からスタートします。
萩往還を通って萩まで到着した一行の休憩場所となっていました。元々は、「三田尻御茶屋」という名前でしたが、7代藩主毛利重就が「英雲荘」と名付けたそうです。
お茶屋の前に、「萩往還」の看板を発見!ここから旅のスタートです!
さっそく、天神町銀座商店街の中を通ります。
防府天満宮までは真っ直ぐ。その先は、こまめに地図を見ながら進んでいきますよ~。
天気予報は『曇り時々雨』。大雨にならないことを祈るばかり…。
朝ごはん食べてる pic.twitter.com/mnV6g85TKR
— 末次ゆう🦌山口県阿武町🍉 (@ysgenfu) 2018年4月10日
佐波川の近くで朝食をいただきます。今日は長丁場になりそうですからね( `ー´)ノ
近くに行けばわかりますが、お手洗いとちょっとした長椅子が置いてありますよ!(リンクはGoogleマップ)
山口市へ!
ここでちょっとしたヒルクライム。まだまだ序盤、ここで疲れているわけにはいきませんよ~!
防府市と山口市の境。国道262号線が真っ直ぐに走っていますが、萩往還を伝うと50mほど登らなければなりません。
正直、ヒルクライムは好きではないんですよ。アップダウンのない国道が下に見えて羨ましい。w
「山口地ビール」の文字が目立ちます。が、写真左側の青い看板に注目!
基本的に、萩往還を伝っていくと国道を通ることはないですね。看板の指示に従って進みましょう。
ところどころに、このような案内板・名勝があって面白いですねー!
江戸時代の武将も、この神社へ参拝したのでしょうか?
萩往還の地図を見ながら進めば、基本的に迷う場所は少ないです。
ただ、ここは少し戸惑いました…。どうやら、左のトンネルを進んで道路を横断するようですね。
場所はこのあたりです。(Googleマップへ)
山口市中心商店街
防府に続き、山口市でも商店街を突き進みます。平日の昼間ということもあり、人通りは少なかったです。
来月にはこいのぼりの季節なんですね~。1年が早いっ!
瑠璃光寺五重塔(萩往還外)
瑠璃光寺へ寄り道。萩往還のルート外なのですが、有名なお寺なのでついつい。
ご覧の通り、まさかの工事中。大々的に池が掘られていますね。工事が終わったらまた来よう。
この周辺には、ちょっとしたお土産屋さんと自動販売機があります。ソフトクリームもおいしそうでした。
最後のコンビニ
おっと、お土産屋さんを見て思い出した…。
事前に調べた結果、この先コンビニ一つありません。
最後の最寄りコンビニは、『セブンイレブン山口県庁前店』です。みなさん、覚えておきましょう!!
食料確保は必須。命にもかかわりますからね。もちろん、飲料水も多めに。
山口の黄色いガードレール県道
山口県の県道は、全て黄色(オレンジ色?)に塗られているんですね。
なんでも、昭和38年に開催された「山口国体」の際、当時の県知事が「夏みかん」をイメージした黄色に塗ろうと提案されたそうで。それ以来、山口県の県道は全て黄色になっています。
お金もかかるでしょうが、他県にない取り組み。町の風景に程よく溶け込んで面白いな、と思います。
一の坂ダムが見えます。
この先、ひたすら登るのみ。なかなかきつい💦
自転車で進めない道が多数
登りながらも、萩往還は見失わないように地図で追っていました。
しかーし、「単車・四輪車等乗り入れないで下さい」との看板が。
というか、道を見ても自転車で進めるような状態ではないですけどね(笑)
ちなみに、わたしの自転車は「ミヤタアイガー」というランドナ―。日本一周積載済みです。道具だけの重さだと、20kgはあるかな?
【参考記事】ミヤタアイガーで自転車日本一周します!【miyata Eiger】
仕方ないので、県道62号線を道なりに進むことに。というか、それ以外通れる道がありません。
登り後半にして、おそらく最高勾配の11%ゾーンに突入。
ここに来るまでも結構登ってきているため、後半にコレは足にも精神的にもきますね。ギアも一番軽くしています。
ぐへへ(・へ・) pic.twitter.com/V411AGf8u9
— 末次ゆう🦌山口県阿武町🍉 (@ysgenfu) 2018年4月11日
最高地点、標高511m到着!
そうそう、ここに来てから雨が強くなりました。山の天気は変わりやすいと言いますからね。ご注意を!
途中で萩往還と合流。したかと思ったら、ご覧のように階段となって山を登っていきます。
うーむ、気になるが今回は行けない…。
萩市へ突入!
先ほどの階段のあたりで、萩市のカントリーサインを発見!調べてみると、昔はここに国境があったようですね。
この先、一気に下りますぜ!!
萩往還夏木原交流施設という、キャンプ場を素通り。本当は一休みしたいところですが、天気が心配なんです。
トイレや自販機があるようなので、頭に入れておくと良いでしょう。
この先、地図を見ながら萩往還を伝っていきます。
トイレとちょっとした休憩施設があったので、こちらで一休み。
お茶目な萩往還 pic.twitter.com/FaFi7czlFs
— 末次ゆう🦌山口県阿武町🍉 (@ysgenfu) 2018年4月11日
男子トイレに、クスッと笑える張り紙がありました~w
自転車で進めない道が続きます。マウンテンバイクだったらいけそうですが。
「道の駅あさひ」でランチ
「道の駅あさひ」で一休み。正式な萩往還沿いではありません。
昼食は最後のセブンイレブンで買っていたけど、やはり漕いでいるとしっかり食べたくなります。
そうと決まれば、道の駅内のレストランへ直行!
「むつみ豚のカツカレー」をチョイス☆
むつみ豚は、萩グルメの一つですからね!「道」も良いですが、「食」も楽しみましょう(^o^)丿
ふむふむ。この辺りは、「佐々並市」と呼ばれる地区らしく、見どころが書かれた地図が置いてありました!
今回は時間の都合で散策できませんが、次回来たときはじっくり周ってみたいですね~!
やっぱり、こういう見やすく温かみを感じる地図は大切だなと再実感。少なくとも、わたしには響きましたよー!
萩市街地へ近づく
普通の道ですが・・
なんというか、美しい箱庭みたい。こういう風景に惹かれました。ずっと見ていられます。
萩往還を伝っていくと、集落の中を突っ切るルートへ。いやー、普通ならまず通らない道ですね。
道の駅萩往還
順調に進んでいくと、「道の駅萩往還」へ到着。
真ん中の人物が、かの有名な『吉田松陰』先生。このほかにも、萩にゆかりのある人物が数名いらっしゃいました。
この門をくぐります。元々は料金所だったみたいですね。2010年3月に無料化されたようです。
何度か車で通ったことがあるのですが、「萩へきたー!」って気持ちになります(`・ω・´)/
また、横道に逸れます。いや、国道が横道に逸れているんだ。
唐樋札場跡でゴール!
萩駅前を通過。直角に曲がって、残りは真っ直ぐ進むだけ。いよいよゴールです!
ここまでくると早いですよ~。
『唐樋札場跡』に到着!!萩の市街地は三角州になっており、ちょうどその中心に位置します。
萩往還自体は、ここで終了。近くの「たまち商店街」を抜けていけば、萩城下町まで行くことができます!
萩往還のルート(自転車編)
それでは、今回のルートをまとめました。ででん。
※ズームできます。
一部、自転車でも通れた部分があったのかもしれませんが、自転車で萩往還を進むと以上のようなルートになりました。
萩往還のルートは、公式サイトに正式版が公開されています。徒歩の方はこちらの方がわかりやすいでしょう。
【参考】萩往還ルートマップ
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