- モンベルのクイックキャリーのサイズ測定
- 前輪だけ外す輪行は楽だけど規則的にどうなのか?
- キャリアがある場合は怪しい
管理人の末次ゆう(@ysgenfu)です。
自転車に乗る人にとって、『輪行』は非常に便利な手段です。
往復で200km走れるとしても、片道100km地点で折り返さなければなりません。
片道輪行しておけば、更に100km先の地点からサイクリングを楽しめますからね(●´∀`)ゞ
そんな『輪行』に欠かせないのが、輪行袋・輪行バックです。
そんな輪行袋ですが、様々なメーカーから販売されています。それぞれ収納法も違うので、最終的なサイズも変わってくるんですよね( `ー´)ノ
今回は、前輪を外すだけで輪行が可能な、モンベルから発売されている「クイックキャリー」について、サイズに疑問を持ったので検証をしてみることにしました。
輪行のルール
検証前に、まずは『電車輪行』のルールについておさらいです。
- 専用の輪行袋(輪行バック)に入れること。
- 3辺の最大の和が、250センチメートル以内であること。
- 重量が30kg以内であること。
- 輪行袋から一部でも本体がはみ出してないこと。
以上がJRのルールとなっています。
わたし鉄に関しても基本は同じようですが、事前にホームページを確認するか、電話で問い合わせたほうが安心です。
また、当然のことではありますが、混雑時の利用は控えるようにしましょう!人に当たって怪我させてしまうと、困るのはこちらですからね💦
実際に輪行サイズ検証してみる
モンベルの輪行袋「クイックキャリー」は、前輪を外すだけで輪行が可能なモデルとして有名です。前輪は後輪と比べ、比較的簡単に外す事が出来ます。
ぶっちゃけ、後輪も慣れれば難しくもないのですが、ディレイラーやチェーンが関わってくるので、外さなくて良いならこちらが安心ですよね(;´・ω・)
今回、購入したのはMサイズになります。基本的な使い方は、Lサイズも変わりません。
輪行する自転車は、わたしの愛車『Miyata Eiger』というランドナー。キャリアも前後付けたままでの検証です。
フロントキャリア:TIOGA フロント チューブラー キャリア
リアキャリア:TOPEAK スーパー ツーリスト DX
この装備で、大きさは
横165cm×高さ85cm×幅40cm
となりました。3辺の合計は290㎝になってしまうので、このままのサイズでは輪行不可です…!
輪行袋はここまでコンパクトに収納可能です。重さは305gとそこそこ軽い。
少し無理やりでしたが、ドリンクホルダーにも収まります。あくまで非推奨ですが。
本体を広げると、85×170cmの大きさに広がります。【適応:〜700C、26inch、27.5inch】
固定ロープは、タイヤ用3本と、肩掛け用に1本。前輪を自転車のフロント側に固定する仕組みです。
下部も紐で引っ張るタイプなので、パニアパックなどを入れることは出来ません。
あくまでバックではなく、袋・カバーです。ここは重要!
ロードバイクなどのスポーツタイプの自転車や、ツーリング車・ランドナーなら、ワンタッチでタイヤを外せるようになっていることがほとんどです(0゜・∀・)
ブレーキは忘れず開放しておきましょう!ちなみに、こちらはカンチブレーキです。
前輪だけ外す場合はアウトだった(通常の使い方)
さて、前輪だけを外した状態でサイズを測定。サドルも一番低くしていますが、わたしの目測ではアウトな印象…。
横135cm×高さ85cm×幅40cm
タイヤの分だけ、小さくなりました。しかし、3辺の合計は260㎝です。完全にアウト!!!
苫小牧で輪行しようと思ったときに、測定はしなかったものの思いとどまりました。いやー、正解でしたね。
もちろん、10㎝の差なので前後輪のキャリアがなければギリギリセーフになるかと思います。しかし、前輪だけ外すタイプは基本的に電車輪行は厳しいかもしれません。。
前後輪外した場合はギリギリセーフ(非推奨)
次に、通常の輪行袋と同じく両輪を外してみました。
ちなみに、このやり方で名古屋から博多まで新幹線輪行した実績があります。
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改札で止められませんでしたし、中でも車掌さんから指摘もありませんでしたがどうでしょうか??
前輪だけを外すよりも、スッポリと収まってくれました。
いざ、測定。
横130cm×高さ75cm×幅40cm
3辺の合計245㎝でした。なんとかギリギリセーフ。
後輪の分だけ小さくなる予定でしたが、リアキャリアのせいでそこまで小さくなりませんでした…(大汗)
結論
キャリアさえなければ、前輪だけを外すタイプでも輪行が可能かと思われます。しかし、少し練習して後輪まで外したほうが安全かと…。横に長いタイプなので、邪魔になる可能性が高いです。
そうなると、通常の前後タイヤを外すタイプの輪行袋を使ったほうが安心ですよね。袋タイプなら、パニアなどの道具も少しなら入れられます。
しかし、TIOGAの輪行袋はキャリアを付けていると入れることが出来ませんでした…。
うーん、数日かけてのロングライドとなると、キャリアの利用は避けられませんよね(;´Д`A “`
大容量のリュックに荷物をまとめるか、キャリアを付けたままで輪行袋に入る大きめの輪行袋を選ぶか…。
もしくは、キャリアを一時的に外して持ち運ぶという手が考えられます。片方だけなら可能でしょうL(・o・)」
まとめ
自転車本体のサイズやキャリアなどの装備も違うので、実際に輪行される際は、ご自分でサイズを測っておくことをお勧めします。
今回のわたしのように、日本一周中など長期間の旅の中で輪行する場合は、荷物は郵送しておいたほうが安心です。道具が多いので、すべて持ち運ぶのは現実的ではありません。
輪行に対する制限は、年々厳しくなっているとも聞きます。当日、改札で止められないように、事前に最新情報を調べて予定を立てましょう(`・ω・´)/