山口県萩市の情報を発信中!末次ゆう(@ysgenfu)です。
今回、萩にお住いのご夫婦に声をかけていただき、ドライブに連れて行ってもらいました。
名前は聞いたことがあった「秋吉台」。ぶっちゃけ、名前以外は何の情報もなし。
どういう場所なのか知らないまま着いていくと、それは日本とは思えない絶景が広がっていました!
※萩市のお隣「美祢市」の情報ですが、カテゴリーは「萩を知る」で扱います。
目次(タップで移動)
秋吉台(あきよしだい)とは?
一気に写真をお見せしたいところですが、少しだけご説明。
秋吉台(あきよしだい)とは、山口県の真ん中付近に広がる「カルスト台地」のこと。大きさは日本最大です。
そしてカルスト台地とは、石灰石など水に溶けやすい石が雨水や地下水などによって浸食されてできる地形のこと。その過程で鍾乳洞が作られることもあります。(こちらでは秋芳洞など)
秋吉台はもともと海底だった場所が、プレート運動によって持ち上げられ標高180〜420mの台地ができ上りました。
詳細が気になる方はWikipediaをご覧ください。→秋吉台-Wikipedia
山焼き直後、冬の秋吉台
こちらが、今回撮った秋吉台の写真。このように真っ黒に染まっているのは珍しいんだとか。
というのも、毎年2月の中旬に「山焼き」が行われています。
地元集落の関係者1000人が集まり、1138ヘクタールもの広大な土地に直接火をつけて焼きつくす恒例行事。過去には死人が出たことも…。
日本でも有数のカルスト台地、その景観を維持するため命がけで行われているんですね。
山焼きの火は、道路すれすれまで広がっていたようです。当日は交通規制があるとはいえ、なかなか怖い。
開放感があって、バイクで走ると気持ちよさそう!お、自転車もいいですね(きついけど)
散策路が設けられており、歩いて楽しむことができます。
しかし、この散策路以外を歩いてしまうと、大きな落とし穴にハマって命を落とす方もいるそうです。自然は、本気で気を付けなければなりません。
せっかくなので、秋吉台カルスト展望台から見渡すことに(^o^)丿
秋吉台カルスト展望台
展望台から見渡した景色がこちら!
雲とのコントラスト。
秋吉台の景観は「地獄」と例えられることもあります。それを考えてもう一度見てみると、地獄絵図に見えないこともない。
周りが黒いせいか、石がさらに白く見えます。まさに骨のようですね・・。
一瞬だけ、一瞬だけですが墓石に見えてしまいました。そんなわけないか(笑)
こちらも散策路がしっかりと設けられています。時間と体力がある方は、歩いて楽しむのもいいですね!
展望台にはド定番、ワンコイン双眼鏡もありました。
ブログでは見ずらいですが、パノラマ画像も載せておきます。こういう時、360℃カメラがあったらいいのに。
自転車は道路が狭いので要注意!
冬場は少ないようですが、自転車用のスタンドもありました。標高400m程度ですので、慣れている人には遊び感覚でしょうね…!
ただ、途中の道路がとにかく狭いので、ちょっと怖いなとも思います。車も自転車も。事故があってからでは遅いです。(上から3枚目の写真参考)
北海道の美幌峠くらいあれば安心なんですが…。土地の規模が違うので何とも言えませんけども。
参考記事:美幌峠から眺める屈斜路湖と和琴半島散策!【日本一周136日目】
近くに寄って楽しみましょう!
近くに寄って岩を触ってみることもできますよ!
もともとは海底にあったサンゴ礁。自然ってすごいな、と何度も再認識されられます。
これから登山でしょうか?
曇り空で風が強く、肌寒い気温。登山にはもってこいの条件ですね。
椿が1本だけ植えられていました。色の失われた台地に赤い花がより一層目立ちます。
日本にこんな場所があったのか…。自然は本当に美しい…。
初めて見た時、素直にそう思いました。生で見てみると圧巻ですよ!
春の芽吹き直後のうす緑、夏の鮮やかな緑の台地、秋の色変わり、冬の山焼き後…。季節・時期によっても楽しめる「秋吉台」。
夜は星も綺麗に見えます。デートにもいいですね(っ ` -´ c)
ぜひ、一度は行っておきたい名所です☆
秋吉台国定公園までのアクセス
住所:山口県美祢市秋芳町青景
電話番号:0837-62-0305
公式ホームページ:https://karusuto.com/
【車の場合】
新山口駅→23km(約33分)
角島大橋→59km(約75分)
萩→31km(約40分)
【バスの場合】
新山口駅→秋芳洞バスセンター(約45分)1170円
山口駅→秋芳洞バスセンター(約60分)1210円
東萩駅→秋吉台(約65分)1800円
下関駅→秋芳洞バスセンター(約120分)1800円
※必ず最新情報を調べてからお越しください。
秋芳洞(あきよしどう)もセットで
今回は時間の都合で行けなかった「秋芳洞」もセットでどうぞ。
ちなみに、「しゅうほうどう」と読む人も多いそうですが、正式には「あきよしどう」と命名されています。
混乱のないようご注意ください(`・ω・´)/