愛車・N-VANのルーフインナーラック(天井収納)を自作しました。純正品だと33,000円ほどかかるのに対し、DIYすれば2,500円と10分の1以下の値段で作れてしまいます!
快適な車中泊ライフを送るためには、収納周りの整備が必要不可欠。ルーフインナーラックがあれば、毛布や寝袋・軽量小物などを気軽に収納できて便利ですよ◎
材料はホームセンター&百均で手に入るものばかり。1時間もあれば完成するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
……ちなみに、既製品はこんな感じ↓
純正オプションはHONDA公式サイトをチェックしてみてください。
目次(タップで移動)
ルーフインナーラックDIYに必要なものリスト
N-VAN用の自作ルーフインナーラックDIYに必要なものは以下の通りです。別途、工具として「ニッパーorペンチ」「軍手」を準備しておきましょう。
- ジョイントラック用ポール ×2本(ダイソー)
- アイボルトM6×50mm ×4個(ホームセンター)
- 最長120cmまで伸ばせる突っ張り棒 ×2本(どこでもOK)
- オリジナルフリーマルチネット450×1200mm×1個(コーナン製)
- 結束バンド(どれでもOKだが、なるべく耐荷重の大きいものが好ましい・15kgfくらい)
思ったよりもシンプルに作れたので非常に満足。写真でも補足します!
左側がM6対応の50mmアイボルト。ダイソーのポールが穴に入るサイズを選びましょう。値段は1個税込62円でした。基本的に穴のサイズは各メーカーとも同じだと思います。
右側はみなさんも一度は見かけたことがあるであろう、ダイソーのジョイントラック用ポール。本来はラックを作るためのものですが、今回はルーフインナーサイドパイプになってもらいます。
突っ張り棒は荷物の落下防止に2本使います。今回はダイソーで木目調のおしゃれなものがあったので、そちらを購入。120cmまで伸びるものであれば、家にあるものでも構いません。
そしてメインとなるオリジナルフリーマルチネット。いわゆる「メッシュパネル」ですが、ネットショップや近くのホームセンターには90cmのものしかなく探すのに苦労しました。
お近くのホームセンターに長さ120cmのメッシュパネルがない場合は、最寄りのコーナンに向かうか、コーナンのオンラインストアをチェックしてみてください。
百均のワイヤーネットで代用する手もある
メッシュパネルは百均にあるものを結束バンドなどで連結する手段もあります。使用頻度が少ない場合や、本当に軽量なものしか載せる予定がないなら安上がりです。
しかし、耐久性は保証できず使い勝手もいくらか悪くなります。可能な限り1枚ものを購入しましょう。サイズは長さ110~120cm以内であればOK。用途にあわせて工夫してみてください。
結束バンドについて
結束バンドは百均でも、ホームセンターの安いものでも構いません。ただ、個人的には耐荷重が15kgf以上あると安心かなと思います。夏の日光による劣化が気になる人は、耐候タイプを購入するのもアリですね。
N-VAN用ルーフインナーラックの作成手順
ルーフインナーラックのDIY手順を、写真と文章で解説していきます。
1.アイボルトをN-VANのユーティリティーナットにねじ込む
ユーティリティーナットのカバーは、ドライバーや爪楊枝など、先の細いもので中心を押すと外れます。上部に3個あるナットのうち、左右2つを外してアイボルトをねじ込みましょう。
このとき、完全にアイボルトを入れてしまうとポールを入れる際に調節しにくくなるので、先端2cmほど開けて仮止め程度にしておくのがコツです!
2.ダイソーのポールを固定する(ルーフインナーサイドパイプ)
先ほどのアイボルトの穴にダイソーのポールを入れます。両方の穴に入れるために、うまくねじ込み具合を調節しましょう!
この段階ではグラついていても問題ありません。とりあえずポールを通してしまいましょう。
位置が決まったら結束バンドで固定します。今回は太めの結束バンドを使ったので、写真のように左右から挟み込む形にしました。左右にズレないのであれば、他の固定方法でもかまいません!
この作業を4か所ともに行えば、簡易的なルーフインナーサイドパイプの完成。純正品は22,000円・社外品でも5,000円くらいするので、600円以下で作れたのは非常にお得ですね◎
3.サイドパイプにメッシュパネルを固定する
先ほど取り付けたサイドパネルにメッシュパネルを固定します。メッシュパネルはボディを傷つけないよう、慎重に扱いましょう。
1人でも不可能ではありませんが、もう1人応援がいると作業がはかどりますよ!
結束バンドを使って、3か所ずつ固定しました。なるべく均等かつ、きつめに縛り上げるのがコツです。ゆるみがあると運転中に音が鳴ります。
こんな感じで左右ともに固定しました。真ん中が少したわむのは、メッシュパネルの仕様上、仕方ありませんね。どうしても気になるようであれば、金属の棒で固定しようかなと考えています。
あとははみ出た結束バンドをニッパーかペンチでカットすればOK。切り口でケガをするかもしれないので、マスキングテープなどでカバーをしておくとより安心ですね!
4.突っ張り棒で落下防止対策をすれば完成!
ラストは突っ張り棒で落下防止対策をしておきます。直角で当てられる部分はないため、最初は固定するのにコツが必要でした。
試行錯誤してぴったりのポジションを見つけましょう。
トランクを開けた瞬間に荷物が落下しても困るので、リア部分にも突っ張り棒を固定しておきます。
ダイソーのものでも耐荷重1kgとありましたので、よほどの急ブレーキをかけない限りは問題ないでしょう。
実際に街中や峠を走ってみましたが、荷物が落下することは一度もありませんでした。もちろん、突っ張り棒はベストポジションに付けないと振動で落ちるため、走行前にご確認くださいね◎
バモスなどのほかの車にも応用できるかも…
今回の作り方は、ユーティリティーナットが左右2つずつあればさまざまな車種に対応可能です。筆者の以前の愛車、バモスホビオなどにも応用できますね!
N-VAN以外の車にも「ルーフインナーラックが安く作れないかな~」とお考えなら、ぜひ参考にしてみてください。もちろん、サイズは異なるでしょうから、材料を購入する前の採寸はお忘れなく!!
自作ルーフインナーラックのまとめ
Instagramで大好評をいただいたので、今回は詳しく記事にしてみました。DIYって自分で工夫するのが楽しいからするって人もいれば、安く済ませたいから自作するって人もいます。(わたしはバリバリの後者です)
最初は5,000円くらいで作れたら御の字かなと考えていたのですが、予算の半分程度で作れたのは本当にうれしいですね。コーナンのメッシュパネルが2,000円以下で買えたのが大きいです。
この先もちょくちょく、N-VANのDIYにもチャレンジしますよ~~!!