無人島を含まない日本の最南端の島「波照間島」を、レンタサイクル(貸し自転車)で一周してきました!
半日ほどで周れてしまう小さな島なので、波照間島へ行かれた際はレンタサイクルで一周されてみてはいかがでしょうか!?
目次(タップで移動)
レンタサイクルを借りられる場所
まずは自転車を借りるところからスタート。
宿泊していた星空荘にチラシがあったため、地図を頼りに集落内を歩いて探します。
「ねも自転車」さんに行ってみました。想像以上に綺麗な外見で驚き…。(失礼なことですが)
店の前で電話してみると、「残り1台しかなくて、昼過ぎにしか貸せない」と言われてしまいました。今回は2人旅だったため、1台しか借りられないのは困ります。
と情報をいただいたので、さっそく移動!快く対応していただき感謝です!!
ハウス美波で自転車を借りた!
ハウス美波さんに行ってみると、無事に2台のレンタサイクルを借りることができました。
今回は、12時から15時で1台1000円でした。チラシによると7時間1000円になっていますが、変わることもあるので事前にご確認ください。
日本最南端の碑
まず初めに目指したのは、「日本最南端の碑」。波照間島に行ったら絶対行くと決めていました!
歩いていけない距離でもないのですが、民泊の店主さんから「絶対に歩かないでください」と言われちゃったんですよね…。というのも、過去に倒れてドクターヘリを呼んだことがあるからだとか。
島のルールには従わなければなりません。
集落から出ると一気に自然が広がります。海と道の組み合わせがいいですね!
空と雲のコントラストがたまりません。
島の地図とGoogleマップを頼りに進みます。
途中に看板はありますが、それ以外目印になるものもないので迷わないように注意しましょう。何度引き返したことか…(笑)
最南端の石碑駐車場に到着!自転車はここに置いていきます。
鍵はお店側で外されているため、そのまま置いていくことになります。盗難が心配ですが、離島なので盗むのも一苦労でしょう。
厳密には、「無人島を含まない日本の最南端」ということになります。本当の日本最南端にあたる「沖ノ鳥島」は、観光では行くことができません。
日本最南端平和の碑。奥にいるカラスがこの写真のポイントです(笑)
裏から見ると日本国旗になっていました。自然に穴が空いたのでしょうか…?
それにしても美しい!海を見るだけでも来る価値があります。
天気も良く、風もいい感じに吹いていたので気持ちがよかったです。
もう、ここでお昼寝できそうなほどに(笑)
「はてるん」のたこ焼き
とはいえ、お昼寝している余裕はないので進みますよ!
正午も過ぎてしまい、お腹が減ったので腹ごしらえしましょう。一旦、島の真ん中にある集落へ戻ります。
「はてるん」というたこ焼き屋さんに行きました。どうやら、たこは入っていないようですが、そんなの関係ないですね!
…他にも評判の美味しい店がたくさんあります。2か所行ってみたのですが、残念ながら満席になっていました。
行きたい場所がある際は、なるべく開店直後を狙った方がよいかと思われます。ステキな場所は争奪戦です。
と言っても、はてるんのたこ焼きも大当たりでした!
緑色は「長命草」と言われるもの。名前からして健康に良いのは間違いないですね!
たこ焼きの代わりにかまぼこが入っていましたが、これがまたいい感じにだしが出ています、下手すると、普通のたこ焼きよりもマッチしているかも。それくらい美味しかったです‼
波照間一周へ向けて再出発!
エネルギーを補給したところで、波照間一周していきましょう!暑いので飲み物を買ってから再出発!!
集落の西側には「日本最南端の駐在所」がありました。観光客が多い島なので、トラブルも少なからずあるでしょうね…。
ヤギが普通にいます。島内の至るところで見かけました。
かわいいイメージが強いと思いますが、オスの角はなかなか尖っていて怖いですね…。変な刺激を与えないようにしましょう。
大人気の観光スポット「ニシ浜」へ。波照間唯一の遊泳可能場所とだけあって、人の数も多いです。
この日は穏やかな海でした。透明度が半端ない!底まで透けて見えますね。
珊瑚の浜もオススメ◎
この先、地図を頼りに面白そうな場所を見つけて進んでいきます。ただ単に一周するだけだとあっという間ですからね。
なんとか通れるくらいのけもの道になりました。地図に騙されたかなと思いながらも進んでいくと…。
「珊瑚の浜」に到着しました!別名、「ナリサ浜」とも言うらしい。
小さな浜で遊泳禁止なのですが、地面にある白いものは全部珊瑚なんです!!
化石?もたくさん落ちています。持ち帰るのはダメですが、こうやって色々な形の珊瑚を見ているのも楽しかったです。
人工的に集めたのかな、と気になって調べると‥
台風のたびに枝サンゴが浜に打ち上げられ、サンゴに埋め尽くされた小さな浜だ。
引用:たびらい(http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0006002.aspx)
ということで、自然と打ち上げられたものらしいです。
自然の力で偶然つくられた場所。小さな浜に大きな力を感じました。
底名溜池展望台もぜひ
波照間一周の最後は「底名溜池展望台」へ。展望台と言っても、よくあるようなコンクリ―トの建物があるわけではありません。
写真のような石を積み重ねて作ってあります。ちょっと道に迷いやすいので注意してくださいね!
ここから見える海も素晴らしいものがありました。風も心地よい。
思わず時間を忘れてみていられる風景。圧巻です。
しかし、そうもいかないので我慢して集落へ戻ることに。
この看板で波照間島一周が終わりました。看板の指示通りに集落へ戻って自転車を返却しましょう。
波照間の集落もなかなか入り組んでいて、小さいとはいえ迷いやすいです。
フェリーの時間もあるでしょうから、迷うことも想定して早め早めの行動をしましょう。フェリーに乗り遅れたら絶望的ですからね💦
波照間島一周する際に気をつけたい3つのこと
実際に波照間島を自転車で一周してみて思ったことを書いておきます!
電動アシスト自転車がおすすめ!
何度も言うように、電動アシスト自転車がおすすめです。
島の真ん中にある集落は約40mの場所にあります。ここを通らない手段はないですし、飲み物が欲しくなったら売店は集落にしかありません。
今回も飲料水が無くなったため、2回集落へ寄り道しました。これだけで80mのぼることになります。
電動アシスト自転車だったのでかなり楽に走ることができましたが、通常のママチャリだと結構大変かと思われます。
せっかくの楽しい観光。滝のような汗をかいて帰りのフェリーに乗るもの嫌ですからね……。
500円ほど値上がりますが、在庫があるなら電動アシスト自転車を選びましょう!
水は多めに持っておく
島の周りには自動販売機がありません。トイレはあっても自販機がない場所が多いです。
波照間島は、日本というよりもはや台湾と同緯度。本土とは気候が違うので春や秋でも暑いんですよね。
真夏なら油断しないと思いますが、春や秋ごろに行くと日ごろの感覚で水分補給を甘く見がち。これが危険です!
倒れても本当に周りにはなにもありません。ドクターヘリを呼ばれることになりますし、宿泊した宿の店主さんにも迷惑をかけることになります。
常に、1人あたり1リットル以上は確保しておきましょう。ペットボトル2本分ですね。
ゴミはきちんと持ち帰る
島内にゴミ箱はありません。ペットボトルすら捨てられませんでした。(自販機横にもない)
唯一のゴミ捨て場は、宿泊した宿ということになります。島内のゴミ処理能力は限られているでしょうし、これは仕方のないことです。
出先では袋などに分別して管理し、お世話になった民宿で捨てさせてもらうことをオススメします。島内で出たごみならOKでしょう。
また、自転車のカゴにゴミ袋を入れていると、すぐにカラスがやってきます。
袋を破いてしまい、辺りにゴミが散らかるので、自転車から降りるときは必ずゴミも一緒に持っていきましょう。
波照間島へ行ったら一周してみよう!
波照間島一周はテンション上がりましたね~!
綺麗な海に綺麗な空。植物も南国っぽいものが多くて、ついついこれは何なのかと検索してしまいました(笑)
これ食べたら能力者になれるとか? pic.twitter.com/RUYTARRUY8
— 末次ゆう🦌旅名人の九州満喫きっぷ (@ysgenfu) 2018年10月21日
ワン〇ースの悪魔のみたいでしょ?(笑)
こんなのが普通に生えています。非日常的な光景に心躍らせること間違いなしです(^o^)丿
波照間島一周の大まかなルート
↑今回のザックリしたルート。実際はもっと大周りしています。(設定しても共有できなかったので…)
ハウス美波の情報
住所 | 〒907-1751 沖縄県八重山郡竹富町波照間3138 (地図はこちら) |
駐車場 | なし(島内移動は自転車かレンタサイクル) |
営業時間 | 日中(要電話連絡) |
連絡先 | ☎0980-85-8050 |
周辺情報 | 🗽沖縄県の観光情報はこちら
🏨周辺のホテル・宿はこちら 🚻島内各所にトイレあり |
※雨の日は自転車だと大変なので、レンタカーをおすすめします。ただ、晴れていたらぜひとも自転車で周ってみてください!