新潟県の日本海側に浮かぶ、独特なS字状の形をした『佐渡島』
「さどしま」や「さどがしま」と呼ばれ、全国を周る旅人や自転車乗りの方に人気の島です!
人気の理由はズバリ、自然の豊かさ。そして、金山として昔栄えていた歴史でしょう。
そんな佐渡島は、自転車競技が盛んな島としても有名です。
「2017スポニチ佐渡ロングライド210」という大会によると、3373名ものサイクリストが全国から集まってきたということ。この島に3000人越えですからね・・・(; ・`д・´)
今回は、そんな大人気な佐渡島の魅力をまとめていきます( `ー´)ノ
佐渡汽船フェリーで島へ向かう
自転車を輪行する手もありますが、今回は道具が多いため二輪車片道運賃を支払うことに。
二等席乗車券込みで3660円です。季節によって値段が変動するので、事前に公式サイトをご確認ください。
自転車は丁寧に固定してくださります!これなら安心です( ^ω^ )
二等席は雑魚寝ですが、広々としています。これならゆっくりくつろげますね。
約2時間30分の船旅をお楽しみください(*´ω`*)
無事に両津港へ到着です!この時は夜22時着の便に乗りましたが、一番早い便で8時30分があります。1泊2日でのサイクリングであれば、そちらが無難かと。
今回は時計回りに進みます!
ここで注意しておきたいのが、佐渡は道中お店が少ないこと。この両津港は栄えている町なので想像がつきにくいかもしれませんが、島の真ん中にある『国仲平野』にお店が固まっています。
食料と飲料水は十分に確保しておきましょう!!
日本百景の「加茂湖」
両津港から約2km内陸に進むと、北海道の洞爺湖や島根県の宍道湖と同じく、日本百景に選ばれている「加茂湖」を眺めることが出来ます!
プランクトンが豊富なことから、意外にも牡蠣の養殖で有名なようです( ^ω^ )
風島弁天
時計回りに進むと、左側に見えてくるのが・・・
こちらの「風島弁天」と「風島神社」です。
この先に階段があるので登ってみましょう!
こちらが風島弁天です。佐渡一周の安全祈願をしておくとよいでしょう(^^ゞ
大佐渡小佐渡
この先、しばらく何もない道路が続きます。風が強い日もあるので、体力面も余裕を持っておきたいですね!
佐渡島は冒頭で取り上げたように、S字の形をしています。島の南側を『小佐渡』島の北側を『大佐渡』と呼ぶようです。
小佐渡は大したアップダウンはありませんが、大佐渡に行くとアップダウンが続きます。時計回りで行くと大佐渡は後回しになるので、頭に入れておきましょう!
沢崎鼻灯台
島の南西に灯台を発見!両津港からちょうど南西部分にあたります。
景色を見て一休み出来ます(๑•̀ㅂ•́)و✧
道祖神大わらじ
島の西南から北上していく途中で、大きなわらじを発見しました。
盗賊に「こんな大わらじをはく大男がいてはかなわない」と思わせるため作られたんだとか。
確かにこんなわらじを履く巨人にはかないませんな(笑)
佐渡金山
さてさて、佐渡島といったら「佐渡金山」でしょう!
1601年に開山され、1989年に閉山されるまでの400年という間、金を求めて採掘が続けられた歴史ある金山です!
中では、パネルと人形を使って当時の様子を再現してあります。中には声を出すものや、動くものもあり非常にリアルです!
洞窟内は10℃前後と非常に寒いので、薄着だとちょっときついかも・・・。それと、人形にビビらないようにしましょうね(笑)
こちらを向いている男性が、人気の「馴染みの女おじさん」です!首も動くし声も出すしで驚かされました( ̄ー ̄)
時価総額6200万円、重さ12.5kgもの純金も素手で触れちゃいます(*‘ω‘ *)
これは一見、いや、一触の価値ありですぜ!!
人間の欲望は山の形をも変えてしまいます。。
佐渡金山は、佐渡島でも有数の観光スポット!少し海沿いからは離れますが、行く価値ありますよー!
恐怖のZ坂ヒルクライム
さてさて、サイクリングも終盤。島の最北端へ・・・。
と気を抜いたところに「Z坂」という強烈な坂が現れます。現物はその目でお確かめください。本当にZですから・・・。
上り終えると絶景が(*´ڡ`●)
佐渡島一番の絶景ポイントは、島の北部にあり!と言っても過言ではありません☆
それくらい美しい景色と、ヒルクライムが待っています。。
大野亀
島の北部に見えてくるのが、あのミシュランにも2つ星として登録された「大野亀」
圧巻の巨大岩に、美しい緑の光景が広がります!
緑と青のコントラストも堪りませんなー!
弾崎灯台
美しい景色を楽しんだ後は、島の最北端「弾崎灯台」へ向かいましょう!
「喜びも悲しみも幾年月」という映画の舞台にもなった場所。調べてみると、灯台守のご夫婦が神奈川県横須賀市の「観音崎灯台」で暮らし始め、全国の灯台守をしていくストーリーらしいです。
ご存知の方も多いのではないでしょうか??
朱鷺の舞湯
ここまで来れば、佐渡一周終了まであと少し!気を抜かずにラストスパートです( `ー´)ノ
市街地が見えてきたらゴール!!温泉でゆっくり疲れを癒しましょうか( ^ω^ )
両津港から3kmの位置にある「朱鷺の舞湯」という温泉が有名なようです。
向かい側のホテル「佐渡グリーンホテルきらく」さんのフロントで温泉を利用したい旨を伝え、500円で入浴することが出来ます!
シャンプー等の設備がないので、準備が必要です。お忘れなく。。
脱衣所を出ると加茂湖を見渡せる露天風呂になっています!これは絶景!
「朱鷺の舞湯」という名前の由来も、偶然この温泉で鷺(サギ)が身体を癒しているところを見つけたところからきているんだとか。
トキの森公園
佐渡と言えば「佐渡金山」と言いましたが、同じくらい「トキ」も有名です。
学名はNipponia nippon(ニッポニア・ニッポン)というそうで、「ニッポン」という単語が大々的に使用されている鳥。
しかしながら、日本産のトキは2003年に絶滅してしまいました。そんな貴重な鳥「トキ」を実際に見に行きましょう!
トキの森公園へ。トキを見るためには、協力費として400円必要になります。
トキの日本最後の生息地は、ここ佐渡島。絶滅の明確な理由は明らかになっていませんが、ノウサギの駆除のために人間が佐渡へ持ち込んだ「テン」というイタチ科の動物がトキの卵を食べてしまったという説が有力のようです。
結局、人間が関わってしまいます。
フェンス越しにトキを見ることが出来ました!
千羽鶴もトキ仕様。千羽トキですね、、
この日は、なかなか人前に現れてくれませんでした。うーん、無念。
佐渡一周の距離
わたしはゆっくり3日間かけて佐渡の海沿いを一周しました。
佐渡海沿い一周の総距離は・・・
279.1kmという結果に!!
佐渡金山や両津港付近の市街地へ寄り道しているため、実際は250km前後になると思います!
詳細なルートは↓(ズームも可能です)
まとめ
豊かな自然に包まれて走るロングライドは格別です!
今回ご紹介したスポット以外にも、佐渡島は魅力がたくさんあります。ぜひ、今回は触れていないグルメも探してみてください!
素晴らしい旅になりますように☆