乗鞍岳を自転車で登る
2017.6.11(日)
今日は一世一代の勝負の日・・・!
完走出来るかどうかで、今後の人生が変わるかもしれない!!
って、そこまで深く考える必要もないんですけどね(笑)
でも、挑むからには完走しなくちゃ( `ー´)ノ
乗鞍スカイライン
昨日同様、平湯キャンプ場から乗鞍スカイラインの入り口まで向かいますが・・・。
いやー、相変わらずきついですな(笑)
ここで体力をごっそり消耗。そんなんで大丈夫なのか?!
どうです?やる気なくしません?笑
こんな感じのカーブ&坂道を越えて、いざ乗鞍へ!
昨日説明したように、長野県に向かっている『乗鞍エコーライン』は通行止めになっており、岐阜県の『乗鞍スカイライン』のみ開通しております。
マイカー規制のため、通れるのは観光バスやタクシー、そして自転車のみ。
『登山』の扱いになるため、スカイラインの手前で簡単なアンケートと説明を受けなければなりません。
はい、通常通り佐賀県のマイナーさを痛感しまして。
3秒後に乗鞍アタックモードに切り替えます。
うーむ。マジできついぞ、これは。
登るたびに景色は綺麗になっていくけれども。楽しむ余裕など、一切なし。
途中、「Twitter見たよ」と声をかけていただきまして。
驚きながらも手を振りました(”ω”)ノ
・・・きつくて声が出ないのよ。。
乗鞍スカイラインは全長14.4kmと大した長さではありませんが、そのほとんどが登り道。
「ほとんど」と言いましたが、全てと言っても良いほど妥協点がありません。
2002年の10月末まで有料道路だったそうですが、実質的に無料開放されたと同時に「マイカー規制」が始まったとのこと。
有料道路とはいえ、日本一の高さを走ることの出来る道路として人気だったらしく、渋滞などが絶えなかったそう。環境保護の観点から規制が始まったらしいです。
そんなこともあって、自転車ヒルクライムの聖地に変わったみたい(`・ω・´)
バスがたまに通りますが、音で近づいているのがわかるため、そこまで警戒する必要もありません。
それにしても、日本一周装備で登る道路じゃないよな(笑)
後ろから、我が道具たちが引っ張ってくる感覚っす( ;∀;)
でも、そんなことが出来るのもこの旅の間だけ。
それならやってやろうじゃないの!
日曜日ということもあり、自転車が多い!
沢山の方々に声援をいただきながら、休み休み進んでいきます。
・・・50~300mに一回は休んでおります(笑)
すぐに息は切れるし、のども乾く。深呼吸と水分補給をしながらマイペースで。
こんなんで大丈夫なのか??
道中、高山市からいらっしゃったご夫婦とお話を。
乗鞍専門らしいっす(; ・`д・´)
おにぎりまでいただいちゃいまして。
頂上でまたお会いします!
わたしの身長をも遥かに超える雪の壁。
太陽光は当たっていますが、標高が高くものすごく寒いです。
それでもよ~く見ると、雪が解けているんです。神秘的だと思いませんか?
九州人には見慣れない風景。興奮を隠せない(*’▽’)
振り返ってみると道路の状況が分かりやすいですね!平行感覚を失いますよ( ^ω^ )
ただね、振り返ると諦めたくなっちゃうこともありまして。
自分との闘いなのです( `ー´)ノ
目的地の『乗鞍岳畳平』まで2kmほど。
頂上近くなると、風が強くなってきますねぇ。(冷や汗)
頂上でゆっくりいただこうと思いましたが、このタイミングで補給を。
先ほどのご夫婦にいただいたもの。美味しかったです( ^ω^ )
最初の10kmはとにかく必死に登っていましたが、4kmを切ってくると余裕が出てきました。
振り返って景色も楽しみながら進もうか!
それにしても凄い道路ですね(笑)
何度自転車から降りようと思ったことか・・・。
日本アルプスが目の前に広がります。富山県に入って真っ先に目についた景色。
それがこんな目の前に広がっているなんて・・・。
写真だと伝わりにくいんですが、生で見るとすごい迫力を感じます。
乗鞍エコーラインはこんな感じで通行止めに。
もう少し早かったら、雪の回廊も見れたそうです。さすがにこれじゃ、回廊とは言えませんねぇ…💦
乗鞍岳畳平
そんな感じで地道に登りまして・・・
『乗鞍岳畳平』へ到着!!
標高2702mですよ!これを自転車で登ったなんて・・・!
やったぞー!!(他に言葉が見つからない)
写真は、富山からお越しの大学生の方に撮っていただきました( ^ω^ )
約4時間かけてゆっくりと。時間は関係ねぇ!
先ほどのご夫婦も無事に到着!
健康のために自転車を始められたそうで、「どんな登山よりも乗鞍岳ヒルクライムは安全」とおっしゃっていました。
確かにそうですよね!滑落はまずないし、道路が整備されているため遭難もありません。
もちろん、100%とは言いませんが通常の登山と比べてという意味で。
先ほどの大学生の方と4人で上まで登ることに。
いやー、素晴らしい景色。ずっと見ていられます。
寒く無ければの話だけども(笑)
ダウン着ていても寒いんです( ;∀;)
乗鞍岳には山頂が8峰あるらしく、全てを周るのは厳しそうです。
それ以前に、わたしにやる気がありませんし(笑)
『権現池』という、コバルトブルーの火口湖。
日本で2番目に高い湖沼らしく、キラキラ輝いて美しいんです。
本当に神秘的な世界。登る価値があります。
どこを見渡しても絶景。
この雰囲気が堪りません。感動。
しかし、自分一人の力では登り切れなかったでしょう。
声援をくれた方々に感謝。
乗鞍岳下山
楽しい頂上もそろそろ下山の時間に。お店も閉まってきましたし。
スキーをされている方も多く、バスで畳平まで来て歩かれていました。
たまたま話しかけた方が熊本県出身の方で、話がはずみます(^^♪
九州の団結力!
それにしても良い天気に恵まれました!山の天気は変わりやすいと言いますからね。そこが怖いところ。
では、乗鞍スカイラインをUターン!
一部始終を動画でどうぞ!!
※ノイズ、ブレ多めです。
景色は最高でしょう?!
帰りは一切漕がなくて良いし、ゆっくり楽しみながら。
ただし、握力が無くなり事故を起こす方も多いらしく、万全の注意を!
いつもは素手なのですが、サイクルグローブを着用しておきます。
寒さ対策にもなりました( ^ω^ )
頂上でブレーキシューが溶けた方のお話を聞いて不安になりまして。スピードは控えめに進みます。
自分でも驚く距離を登ってきたんだなと実感する瞬間ですよね。これは今後の自信にもなるわ。
んで、30分ほどかけて下りを楽しみました( ^ω^ )
これほど達成感のある日はありませんね。
「自分には出来ないだろう」なんて思っていたのに。やってみると登りきれた。気合があれば何でもできるんだ!アツオー٩( ᐛ )و
平湯峠駐車場にて
乗鞍スカイラインの入り口『平湯峠駐車場』にて、先に下りていた高山のご夫婦とお話を。
同じ会社の方々が歩いて乗鞍岳登山をされていたらしく、とても面白い方々とお聞きしたので待つことに!
☆記念撮影☆
みなさん、明るく元気な方々ばかりでしたねぇ(*’▽’)
お菓子までいただいちゃいました!
何でも歩いて往復8時間かかるらしく、1日楽しめるからちょうど良いらしいです。
景色も最高ですしね!!
・・・わたしは登りに4時間かかったから、徒歩と同じなんです(笑)
でも、時間は関係ねぇ(本日2回目)
ご褒美にラーメン定食
こういう日はご褒美も大切ですよね(素直に「うん」と言ってほしい)
昨日同様、平湯キャンプ場の近くにある『あんき屋』さんへ。
メニューに目を通し、悩みぬいた末・・・。
『ラーメン定食』
マジか、君。ここは郷土料理とかじゃないの??
という葛藤もありましたが、ラーメンとカレーはどこで食べてもハズレがないもの。
しかも、とんこつをチョイスするというにわか博多人。
いやー、最高だよ!
気分も晴れて、美味しいラーメンも食べられた!
後は平湯キャンプ場で3泊目の手続きをして爆睡するだけ。その前に、キャンプ場のコインランドリーで洗濯を。
こうして、乗鞍アタックの1日が終わりましたとさ( ^ω^ )
今日のまとめ
まさか、自分が乗鞍岳を登り切れるなんて・・・。
最高の1日になりました。
乗鞍岳ヒルクライム制覇!
いろんな方に支えられて登ることができました😃 pic.twitter.com/6TA2seOY2w— ゆう@🚲日本一周中 (@ysgenfu) 2017年6月11日
・3日後夕方、松本市にて。
今日のデータ
家計簿
食費:1260円(とんこつラーメンセット980円)(自販機お茶×2)
衣服費:430円(洗濯洗剤)(コインランドリー&乾燥機)
宿泊費:700円(平湯キャンプ場)
合計:2390円