岐阜県

乗鞍スカイラインを自転車ヒルクライム!【日本一周46日目】

ページ内に広告を含む場合があります

乗鞍岳を自転車で登る

2017.6.11(日)

今日は一世一代の勝負の日・・・!
完走出来るかどうかで、今後の人生が変わるかもしれない!!

って、そこまで深く考える必要もないんですけどね(笑)
でも、挑むからには完走しなくちゃ( `ー´)ノ

乗鞍スカイライン

昨日同様、平湯キャンプ場から乗鞍スカイラインの入り口まで向かいますが・・・。

いやー、相変わらずきついですな(笑)
ここで体力をごっそり消耗。そんなんで大丈夫なのか?!

どうです?やる気なくしません?笑

こんな感じのカーブ&坂道を越えて、いざ乗鞍へ!

昨日説明したように、長野県に向かっている『乗鞍エコーライン』は通行止めになっており、岐阜県の『乗鞍スカイライン』のみ開通しております。
マイカー規制のため、通れるのは観光バスやタクシー、そして自転車のみ。

登山』の扱いになるため、スカイラインの手前で簡単なアンケートと説明を受けなければなりません。

管理人さん
管理人さん
何県から?観光?練習?
末次
末次
佐賀県からです。観光目的です。
管理人さん
管理人さん
佐賀ってどこ?何地方?
末次
末次
(イラッ)九州ですね。
管理人さん
管理人さん
あ、そう。上は寒いから気を付けて。そのソーラーパネルいいね~。

はい、通常通り佐賀県のマイナーさを痛感しまして。
3秒後に乗鞍アタックモードに切り替えます。

うーむ。マジできついぞ、これは。

登るたびに景色は綺麗になっていくけれども。楽しむ余裕など、一切なし。

途中、「Twitter見たよ」と声をかけていただきまして。
驚きながらも手を振りました(”ω”)ノ

・・・きつくて声が出ないのよ。。

乗鞍スカイラインは全長14.4kmと大した長さではありませんが、そのほとんどが登り道。
「ほとんど」と言いましたが、全てと言っても良いほど妥協点がありません。

2002年の10月末まで有料道路だったそうですが、実質的に無料開放されたと同時に「マイカー規制」が始まったとのこと。
有料道路とはいえ、日本一の高さを走ることの出来る道路として人気だったらしく、渋滞などが絶えなかったそう。環境保護の観点から規制が始まったらしいです。

そんなこともあって、自転車ヒルクライムの聖地に変わったみたい(`・ω・´)

バスがたまに通りますが、音で近づいているのがわかるため、そこまで警戒する必要もありません。

それにしても、日本一周装備で登る道路じゃないよな(笑)
後ろから、我が道具たちが引っ張ってくる感覚っす( ;∀;)

でも、そんなことが出来るのもこの旅の間だけ。
それならやってやろうじゃないの!

日曜日ということもあり、自転車が多い!

沢山の方々に声援をいただきながら、休み休み進んでいきます。

・・・50~300mに一回は休んでおります(笑)
すぐに息は切れるし、のども乾く。深呼吸と水分補給をしながらマイペースで。

こんなんで大丈夫なのか??

道中、高山市からいらっしゃったご夫婦とお話を。
乗鞍専門らしいっす(; ・`д・´)

おにぎりまでいただいちゃいまして。

頂上でまたお会いします!

わたしの身長をも遥かに超える雪の壁。

太陽光は当たっていますが、標高が高くものすごく寒いです。
それでもよ~く見ると、雪が解けているんです。神秘的だと思いませんか?

九州人には見慣れない風景。興奮を隠せない(*’▽’)

振り返ってみると道路の状況が分かりやすいですね!平行感覚を失いますよ( ^ω^ )

ただね、振り返ると諦めたくなっちゃうこともありまして。
自分との闘いなのです( `ー´)ノ

目的地の『乗鞍岳畳平』まで2kmほど。

頂上近くなると、風が強くなってきますねぇ。(冷や汗)

頂上でゆっくりいただこうと思いましたが、このタイミングで補給を。

先ほどのご夫婦にいただいたもの。美味しかったです( ^ω^ )

最初の10kmはとにかく必死に登っていましたが、4kmを切ってくると余裕が出てきました。

振り返って景色も楽しみながら進もうか!

それにしても凄い道路ですね(笑)
何度自転車から降りようと思ったことか・・・。

日本アルプスが目の前に広がります。富山県に入って真っ先に目についた景色。
それがこんな目の前に広がっているなんて・・・。

写真だと伝わりにくいんですが、生で見るとすごい迫力を感じます。

乗鞍エコーラインはこんな感じで通行止めに。

もう少し早かったら、雪の回廊も見れたそうです。さすがにこれじゃ、回廊とは言えませんねぇ…💦

乗鞍岳畳平

そんな感じで地道に登りまして・・・

乗鞍岳畳平』へ到着!!

標高2702mですよ!これを自転車で登ったなんて・・・!

やったぞー!!(他に言葉が見つからない)

写真は、富山からお越しの大学生の方に撮っていただきました( ^ω^ )

約4時間かけてゆっくりと。時間は関係ねぇ!

先ほどのご夫婦も無事に到着!

健康のために自転車を始められたそうで、「どんな登山よりも乗鞍岳ヒルクライムは安全」とおっしゃっていました。

確かにそうですよね!滑落はまずないし、道路が整備されているため遭難もありません。
もちろん、100%とは言いませんが通常の登山と比べてという意味で。

先ほどの大学生の方と4人で上まで登ることに。

いやー、素晴らしい景色。ずっと見ていられます。

寒く無ければの話だけども(笑)
ダウン着ていても寒いんです( ;∀;)

乗鞍岳には山頂が8峰あるらしく、全てを周るのは厳しそうです。

それ以前に、わたしにやる気がありませんし(笑)

権現池』という、コバルトブルーの火口湖。

日本で2番目に高い湖沼らしく、キラキラ輝いて美しいんです。

本当に神秘的な世界。登る価値があります。

どこを見渡しても絶景。
この雰囲気が堪りません。感動。

しかし、自分一人の力では登り切れなかったでしょう。
声援をくれた方々に感謝。

乗鞍岳下山

楽しい頂上もそろそろ下山の時間に。お店も閉まってきましたし。

スキーをされている方も多く、バスで畳平まで来て歩かれていました。

たまたま話しかけた方が熊本県出身の方で、話がはずみます(^^♪
九州の団結力!

それにしても良い天気に恵まれました!山の天気は変わりやすいと言いますからね。そこが怖いところ。

では、乗鞍スカイラインをUターン!

一部始終を動画でどうぞ!!
※ノイズ、ブレ多めです。

景色は最高でしょう?!
帰りは一切漕がなくて良いし、ゆっくり楽しみながら。

ただし、握力が無くなり事故を起こす方も多いらしく、万全の注意を!
いつもは素手なのですが、サイクルグローブを着用しておきます。

寒さ対策にもなりました( ^ω^ )

頂上でブレーキシューが溶けた方のお話を聞いて不安になりまして。スピードは控えめに進みます。

自分でも驚く距離を登ってきたんだなと実感する瞬間ですよね。これは今後の自信にもなるわ。

んで、30分ほどかけて下りを楽しみました( ^ω^ )

これほど達成感のある日はありませんね。

自分には出来ないだろう」なんて思っていたのに。やってみると登りきれた。気合があれば何でもできるんだ!アツオー٩( ᐛ )و

平湯峠駐車場にて

乗鞍スカイラインの入り口『平湯峠駐車場』にて、先に下りていた高山のご夫婦とお話を。

同じ会社の方々が歩いて乗鞍岳登山をされていたらしく、とても面白い方々とお聞きしたので待つことに!

☆記念撮影☆

みなさん、明るく元気な方々ばかりでしたねぇ(*’▽’)

お菓子までいただいちゃいました!

何でも歩いて往復8時間かかるらしく、1日楽しめるからちょうど良いらしいです。
景色も最高ですしね!!

・・・わたしは登りに4時間かかったから、徒歩と同じなんです(笑)

でも、時間は関係ねぇ(本日2回目)

ご褒美にラーメン定食

こういう日はご褒美も大切ですよね(素直に「うん」と言ってほしい)

昨日同様、平湯キャンプ場の近くにある『あんき屋』さんへ。

 

メニューに目を通し、悩みぬいた末・・・。

ラーメン定食

マジか、君。ここは郷土料理とかじゃないの??

という葛藤もありましたが、ラーメンとカレーはどこで食べてもハズレがないもの。
しかも、とんこつをチョイスするというにわか博多人

いやー、最高だよ!
気分も晴れて、美味しいラーメンも食べられた!

後は平湯キャンプ場で3泊目の手続きをして爆睡するだけ。その前に、キャンプ場のコインランドリーで洗濯を。

こうして、乗鞍アタックの1日が終わりましたとさ( ^ω^ )

今日のまとめ

まさか、自分が乗鞍岳を登り切れるなんて・・・。
最高の1日になりました。

・3日後夕方、松本市にて。

今日のデータ

出発:平湯キャンプ場(岐阜県高山市)
到着:平湯キャンプ場(岐阜県高山市)
走行距離:38.1km(合計2881.9km)
出発&到着時刻:9:00~20:00

家計簿
食費:1260円(とんこつラーメンセット980円)(自販機お茶×2)

衣服費:430円(洗濯洗剤)(コインランドリー&乾燥機)

宿泊費:700円(平湯キャンプ場)
合計:2390円

翌日の記事はこちら!

【日本一周47日目】安房峠を自転車で越えようだなんて無謀だ2017.6.12(月) 3泊目の平湯キャンプ場で起床しました。相変わらず寒いですな( ̄ー ̄) そう言えば、昨晩向かい側のサ...
ABOUT ME
すえぽん
会社員を辞めて自転車で旅に出たのち、ブロガーや農業バイト・ライター生活して早7年。大分県佐伯市ではドーナツ屋を開業していました。趣味は写真撮影・文章を書くこと・長距離ドライブ
次のおすすめ記事